統計学における「積の合成リスク(積の誤差伝搬)」により、外貨建て資産は為替換算で消失リターンの要因である標準偏差(シグマ)が基本的に増大します。
※「基本的に」と書いたのは相関等によっては為替換算でシグマが低減するケースがあるからです(その点については関連記事を参照ください)。
しかしながら、為替は二国間の貨幣価値の「相対関係」を表すものだから、もしかして為替分は消失リターンには影響しないのでは?という疑問がありました。そこで、MSCIコクサイインデックスとジャパンインデックスで確認してみました。
【変化率のヒストグラム(KOKUSAI INDEX)】