【①消失リターンの次数依存(r=0)】
【背景】
例えばシグマが20%の時の消失リターンは正確には「-2.02041・・・%」です(標準偏差=20%、相加平均=0における相乗平均を解析的に算出)。しかし、現行のハイリスク・ローリターンの法則「-(1/2)[σ^2]/(1+r)」は一次の近似であるためロストリターンは「-2.00000%」と求められます。
この「0.02041・・・%」のズレは市場変動による減価に比べればゴミみたいなものですが、数学的な背景に対する興味から、近似の次数を上げることで高精度化を図ります。