スキー試乗会に参加の目的は「整地でもコブでも楽しいフリースキー」を探すこと。でも乗った板すべてを購入するわけにはいかないので、少なくともレビューを残すこと、それが私にできる試乗会への最大の返礼だと考えています。
【2021/3/27(土)@白馬八方尾根】
天候:晴れ、気温上昇
雪質:アイスが緩んで削られてザクザク(前日に少し新雪)
試乗者体格:比較的軽め。脚力なし
スキー技量:自称中の上。永遠の中級者
備考:八方尾根でフォルクル試乗会。北向きで相対的に荒れが少ないことと今週までということでリーゼンを回避してスカイラインを選択(その後スカイラインコースは延長が決定)。
コース:
アルペンクワッド
↓
うさぎ平上部
↓
黒菱緩斜面
↓
スカイラインコース
↓
スカイライン第2ペア
↓
黒菱第2クワッド
↓
うさぎ平
◆VOLKL BASH86 172cm/120/86/110/21m
私の初めてのフリースキーはフォルクルのレッジ(LEDGE/2013)でした。リアルツインではなくなりましたが、バッシュはその流れを汲むものだと思っています。
うーん、荒れめの整地やザク雪はマイARV86より安定していますね。板は軽量でビンディング(グリフォン)がしっかりしているからでしょうか。Rが大きめなので大回りになりがちなのはレッジ時代と変わらず。ビン位置は-1か-2cmくらいに見えます。Rの大きさと相まってウサギのコブで回しやすさを感じます。一方でテイルが引っ掛かることもあります。やはりパークメインでない限りはもっとセットバックしたいですね。
レッジはいわゆるジャケ買いでした。その後フォルクルフリースタイル系のデザインがアレになってから興味を失っていましたが、春コブ用としてイイと思います。以前の幾何学デザインに戻してほしいです。
◆VOLKL REVOLT95 173cm/129/95/119/21m
ほぼドセンターに見えます。ドセンでこれだけカービングできるなら、セットバックしたらどれだけ扱いやすいのか。ザク雪の食らい方やハリ、柔らかさはフリースキーそのもの。
ドセンなのでフリーランは個人的に厳しくなります。思いのほか重量を感じますが、コブではターンしやすいです。
◆VOLKL RACETIGER SL 165cm/127/68/103/12.6m
良い機会なのでフリースキー以外も。よく見るレースタイガーに試乗です。SLとはslalomですね。プレートのずっしりがっしり感。荒れた黒菱緩斜面でブレることなくカービングできます。これがフリースキーと基礎・レース板の違いなのですね。勉強になります。
残念ながらうさぎ平では回せませんでした。私の技量と脚力ではザク雪やコブに対して細かいターンやズラシが思うようにいかず。コブではRは大きい方がいいこともひしひしと感じます。
【まとめ】
フリースタイルやレース系以外にもディーコン、ブレイズ、マントラなどのフリーライド系もあり、お目当ての板を待っている方も見えました。ホームということもあり八方でやってもらえるのはいろいろ助かります。
フォルクルさん、ありがとうございました。
(関連記事)