【減価率のN依存】
これだけ見ると長期投資ほど不利なんじゃね?と思わなくもないです。
では「評価額」のN依存を見てみると、
【評価額のN依存(平均リターン4%)】
減価率自体はN(と標準偏差)で悪化していきますが、複利で増える速度の方が速ければ評価額はプラスになります。つまり「実質リターン」は、
【実質リターンのN依存(平均リターン4%)】
Nによらず一定です。なので長期投資が不利というわけではないですが、平均リターンに対して標準偏差が大きすぎる場合(実質リターンがマイナスになる場合。平均リターン4%の場合は標準偏差28%くらい)は長期投資しない方がよいです。
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