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インデックス・ドライバー

「敗者のゲーム」でリスクを再確認

大雪で高速道路が止まっているので雪山に行けないインデックスドライバーです。

まさか2週連続とはorz・・・今日はいい天気なのに(´・ω・`)ウチの前の国道も昨日から車が動かない状態です。

なので「敗者のゲーム(新版)」を読み直しています。あまり本を読むタイプではないのですが、個人的には「ウォール街のランダム・ウォーカー(原著第9版)」より読みやすいので初めての方にはこちらがおすすめだと思っています。

「市場リスク管理が資産運用の主要な目的である」
  「「時間」という尺度によって短期のリスクと長期のリスクとに大別できる。」
  「長期投資においては、短期的な株価変動のリスクは自動的に消えてしまう。」
「運用基本方針は最も強力なパニックの予防策である」
→分散して粘り強く続けること、そしてアセットアロケやリバランス等、行き当たりばったりではなくルール通り行動しましょうということですね。

ところでP.71「図6-1:インフレ調整後の株式・債券・キャッシュの収益率変動幅(1900-2000年)」というグラフがあります。ウォール街のランダム・ウォーカーにも同じ図があります。前にもやっていますが、これが示す意味をもう一度確認します。


この前の「時間リスクウォッチ(2013年12月)」を元にスタンダードエラー(±2σ)を取っただけです。つまり「資産価値^(1/時間)」を時間の関数としてプロットしています。敗者のゲームの図とは横軸の資産と時間が入れ替わっているのが異なりますが意味は同じです。ここで明確に区別して考えないといけないのは次の点です。

単位時間(例えば年率)あたりの変動幅は上図のように長期投資することで低減していきます。これが標準誤差の考え方です(∝1/√n)。しかし実際の資産価値のブレ幅は時間とともに増大していきます(∝(1/√n)^n≒√n)。これが私の言う「時間リスク」です。一方、ある時点だけで見た変化率は変化しません。これが標準偏差(シグマ)です。よくリスクが減るとか増えるとか議論になりますが定義次第でどうにでもなるものです。私はリスク=バラツキは変わらないものと思っています。

このように投資に対する心構えを初心に返す一方で、古いなあと思う部分もあります。"プロ"(=市場平均=時価加重)を頂点に据えている点など。こういう部分は今後統計的考え方に置き換わっていくんだと思います。もしくはそれが書かれた本があれば教えてくださいm(__)m

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