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インデックス・ドライバー

Column「展望塔」最終回

三井住友の展望塔コラムは過去に何度かインスピレーションをもらったので残念です。ありがとうございました。


内容とグラフは上記のpdfをご覧いただきたく思います。数学的には「時間をnとすると、リスクは√n倍で増えていくがnで平均すると(割ると)1/√n倍で減っていく」と考えられます。あるいは「1/nのウェイトの合成リスク」とも考えることができます(自己相関ゼロ)。

このように「リスク」を単位時間あたりの平均で定義し、時間とともに低減すると考える場合に注意しなければいけないことは、実際に自分でn年間投信を持っていないと「投資期間n年」のグラフのようなブレ幅縮小の恩恵は受けられないということです。その投信の基準価額のバラツキ自体がn年後に1/√n倍になっているわけではないからです。その期間持っていれば、例えば「投資期間10年」のグラフのようにいつ買っても元本割れ確率はゼロということになります。

なおこの投資期間に対するブレ幅の推移は「敗者のゲーム」P.96-97にもありますので、ご興味のある方は一読されることをおすすめします。

ちなみに、この時系列のn年移動平均を「平均とMaxMinimum」あるいは「平均と標準偏差(標準誤差)」で表したものが同じく「敗者のゲーム」P.71であり、先日の大雪のときの私のリスク再確認グラフです。換言すれば時系列移動平均の時間軸方向の写像ということになります。

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