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インデックス投資の憂鬱

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インデックス投資の憂鬱



今年一年「パッシブ投資をぶち壊す」というテーマを設定して考察を続けてきました。ニュートラルに考えれば考えるほどインデックス投資(パッシブ投資)の理屈が穴だらけということがお分かりいただけたかと思います。その要因は、都合のいい理屈で表面を取り繕うだけで全体としての整合が取れていないこと、あるいは判断基準が定性的で状況に応じて恣意的に変化することと考えています。

例えば定量的背景や周辺理論との関係を考慮しないで時価加重が「論理的に正しい」と言えるのでしょうか。あるいは後ろ向きのフリーライドで資産運用の目的を果たせるのでしょうか。物事の合理を議論するなら、それを基礎から体系立てて、原因と対策とその根拠を明らかにしながら客観的に示さないと説得力が無いと思います。

インデックス投資(パッシブ投資)はこのままでいいのでしょうか。

『ないんだったら自分で作ればいいのよ』という名言があるように、理論に不備があるなら修正していけばいいと考え、微力ながらそれを実践してきたつもりです。私がやりたいのは「インデックス投資」であって「パッシブ投資」ではないからです。

考察と並行して、インデックス投資の現状を把握するため、各記事のPV数を正確にカウントするよう2016/03/28(Entry/1055/)以降の記事を「つづきはこちら」形式で折りたたむようにしました。上のグラフは2016/12/27までのアクセス履歴のカウント数であり、バーの色は2016/03/28より古いか新しいかで切り替え。リストの下限は2016/03/28以降のアップ分がすべて含まれるまで抽出しています。ラベルは「通し番号|記事番号|タイトル」です。

【分析】
新規(黒いライン)では総じてキャッチーなものが上位、定量系・具象化(グラフの改良)・雪山が下位。雪山は想定の範囲内としても、これではインデックス投資の定量化の主張が伝わらないので大きな課題と認識しています。

検索とかで継続的に流入のあるもの(赤いライン)もほぼ固定パタン化しているようです。ガスとか分配金とか課税損得とか空売り(インバース)とかインデックス投資の本質から外れたものばかり。しかもなぜか「2015年1月の運用記録」が入っているのが悔しいですね。

上部にレイアウトしている「統計的インデックス投資」などは一応まとめサイトのつもりなんですけど機能を果たせていない。過去記事に対する関心の低さを痛感。

『これが私の限界か。理想を抱いて溺死した気分だぜ』

【まとめ】
「消失リターン」という数学的なマイナスサム要因、「リミテッドな地球フリーライド」という物理的なマイナスサム問題、それら「マイナスサムゲーム」という名の壁を乗り越えていくために、インデックス投資は対策を考えて実行していくことが求められると思います。

結果を改善させたいっていう想いが、間違いのはずないんだから

にもかかわらず一向に定量的にならないインデックス投資に、私は期待し過ぎてたのでしょうか(奇しくもそれを主題とした記事が一位となっています。というか頭一つ抜けた「四皇」はどれもインデックス投資の「理想」に裏切られたような内容ですね)。

それとも、インデックス投資はこれで充分だと判断されたのでしょうか

『限られた資産を無策に費やすのが常識的だってんなら、俺は異常者で結構。自分たちの未来の問題なのに、何をするでもなく、ただ騒いでるだけの市場には、似合いの理屈かもなあ』

論理的一貫性の確立や定量進化を遂げずに「マイナスサムゲーム」に立ち向かえるのか、それが私の考える「インデックス投資の憂鬱」です。

私は、インデックス投資はもっと高みを目指せると考えています。

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