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インデックス・ドライバー

アセットアロケーションの決め方

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アセットアロケーションの決め方

私のアセットアロケーションはほぼフィーリング、好みです。
 
しかし最も合理的だと思えるのは、通貨(or国)が等配分され、株式・債券・REITもロジカルに分散されたモノ。
 
ところが時価総額加重平均とかでインデックス自体に偏りがあるので、例えば現行8資産の単純な等配分でも改善の余地はあります。
 
ではどういう配分をどうやって決めればよいのか。
 
最小分解能を1%として8資産で100%を構成するとすると、8種類から重複を許して100個選ぶ重複組み合わせ
 
8H100=107C100=107C7=26075972546
 
通りの中から、ある制約条件で目的関数の極値解を探す。
 
例えば思いつくものでは、
 
【目的関数】
◆リターン最大
◆リスク最小
◆リターン/リスク(=SR)最大
◆コスト最小
◆積分比率最大
上記の多目的最適化(パレート解探索)
 
【制約条件】
◆比率CLIP(資産クラス、通貨、国)(ex.x%≦比率≦y%)
 
基本的には取り得るリスクの範囲内でリターンを最大化する組み合わせを選ぶべきですが、私の思想では通貨や国の偏りを無くしてできる限り平準化したい。
 
一方で過去の日本債と新興債の数字が良すぎるので、単純にリターンリスクを目的関数にすると引っぱられてしまいます。よって個人的には◆リターン、◆リスクと新興系に不利な◆コスト(実質)を軸に多目的最適化を実行するとおもしろい分布になるのではないかと期待しています。特にリターンは変動しやすいのでコストを絡めるのは重要かと思います。また◆SRが大きいほどσの下限で考えたときの投資回収期間(⇒時間とリスクの関係)が短くなるのでこれもアリだと思います。
 
しかしながら相関係数込みのリスク計算toolが壊れたマックに眠っているので先送りします。新型が発売されましたが山ライオンを待ってからサルベージして計算してみます。
 
ゆえに今回は◆積分比率と◆比率CLIPにより構成通貨の平準化の観点から解を探します。
 
【目的関数】
◆積分比率最大
⇒均等型の通貨比率順に番号を振り、∑[比率×番号]が最大になるような組み合わせ。
 
【制約条件】
◆0.025%≦通貨比率≦10%
◆株式:債券:REIT=0.65以上:free:free
⇒通貨比率は均等型の下限0.025%から上限を10%としてCLIP。また株式は最低でも65%はほしいところです。
 
元データはSTAMシリーズからもらってきました。
・日本系:日本円100%
・グロ系:「通貨別組入比率(組入上位10通貨)」
・新興系:「地域別・国別構成比率」(基本的に通貨で考えたいので国を通貨と読み替えます)
 


「均等型」が8資産均等型、「現行型」が私の実施形、「CLIP型」が今回の結果、「CLIP型(比率でソート)」はCLIP型を比率順に並べ替えたものでグラフ上側のラベルが対応します。
 
日本と米国の比率を抑えるためには必然的に新興株・新興債を用いなければならず、均等型に対してグロ系が下がり他が持ち上がっています。
 
青とオレンジを比較すると日本と米国から再配分した感じでだいぶ平準化されたように見えます。
 
ただグロ系は米国が多いのでグロ系の残りの国がより少なくなるのが残念です。あとインデックスの内部構成が右肩下がりだとどうしても1%以下の部分を救うのが難しくなります(最低1%にはしたいのですが…)。
 
やはり時価総額加重平均なんとかならないでしょうか。
 
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