これを見て違和感を感じたので。
これだけ見ると「分配金だけもらえる」ように聞こえてしまうのです。
ETFは決算時に配当等の収益を全額分配しますが、普通の投資信託と同じように基準価額->取引価格(市場価格)も下がりますよね?
証券会社の説明ページでも「基準価額が下がる」というコメントが見当たらず、不安になって探した結果が以下です。(2012/07/07追記:三菱UFJ投信のところにありました。「
収益分配金について」)
『株式を直接組み入れたETFでは、決算で組み入れ銘柄の合計配当金から運用経費(信託報酬など)を控除した額を全額分配金として支払うが、分配金支払い後の基準価額は分配金の分だけ減額する。結局、分配金が異なっても分配金を基準価額に戻すよう足し込んだETFの価値は、指数との連動性が保持されている限りほぼ同等と言える。』
『なお、ETFの決算日の3営業日前がETFの分配金権利付き最終取引日となり、翌営業日の市場価格は、理論上、分配金の分だけ前日比で分配権利落ちする(ETF基準価額の方は市場価格に遅れ、決算日に分配権利落ちする)。』
『分配金を出した分だけ、ETFの基準価額および市場価格は下がる。』
『ただし「分配金を出した分だけETFの基準価額は下がる」という原則は変わらず、一般の投信と同じだ。基準価額に連動して動くETFの市場価格も株式の配当権利落ちと同様に理論上、分配金分は下がる。』
・・・やっぱり分配金は分配金ですよね。
問題なのは冒頭のページにこのことがひとことも書かれていないことだと思います。
あと最近のETFで気になっているのは「基準価額と取引価格とのカイリ」だけでなく、「基準価額とインデックスとのカイリ」です。また調べてみます。
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