インデックス投資と雪山をドライブします。
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ファンドとベンチマークの騰落率について、eMAXISの8月のレポートから引用します。
過去1年[%] | 日本株 | グロ株 | 新興株 | 日本債 | グロ債 | 新興債 | JREIT | GREIT |
ファンド | -3.17 | 12.42 | -2.59 | 2.03 | 0.87 | -0.45 | 4.51 | 18.72 |
ベンチマーク | -5.06 | 10.19 | -4.58 | 2.47 | 1.39 | 0.84 | 4.56 | 20.17 |
差 | 1.89 | 2.23 | 1.98 | -0.43 | -0.52 | -1.29 | -0.05 | -1.45 |
(追記)スタムについても、STAMの8月のレポートから引用します。
過去1年[%] | 日本株 | グロ株 | 新興株 | 日本債 | グロ債 | 新興債 | JREIT | GREIT |
ファンド | -3.29 | 12.49 | -2.76 | 2.07 | 0.95 | -0.57 | 4.25 | 18.46 |
ベンチマーク | -5.06 | 10.13 | -4.58 | 2.47 | 1.33 | 0.84 | 4.56 | 20.17 |
差 | 1.76 | 2.36 | 1.82 | -0.39 | -0.38 | -1.41 | -0.31 | -1.71 |
株式が上方カイリしているのはベンチマークに配当を含んでいないからですよね。いくらなんでも良すぎます。この中で配当込みと明示してあるのはREITだけです。債券は含まれるのが自明だと思います。
上方カイリしているからといって喜んでいいものではないと思います。インデックスファンドなので単純に追従性だけで捉えてしまうと残念な結果になるはずです。
配当を含まない指数がベンチマークだとコストでどれだけ喰われているかよくわからないので、インデックスファンドのベンチマークは配当込み指数がよいです(他にも要因はあると思いますが、そうすると下方カイリ分が実質コストと推定できる)。そういう意味ではeMAXJREITは健闘しています。また株式インデックスファンドで配当込み指数がベンチマークのものがないかと言えばそうではなく、例えば1698はTOPIX(配当込み)がベンチマークだと昔とよぴ〜さんのブログで読んだ覚えがあります。
一方で、配当込み指数では配当がどれくらいかよくわかりません。配当を含まない指数であれば「カイリ分+信託報酬(実質コスト)」がおおよその配当分と見積もることができます。
例えばeMAX新興株では「1.98+0.63=2.61%」。けっこういい感じではありませんか(・∀・)
株価や為替の変動がゼロでも、オフセットとして2.61%が期待できます。
投資はギャンブルだと言う同僚がいますが、私はこのように期待値がプラスであることで反論しています。
ただ、そのプラスのうちの1/4(実質コストでは1/3くらい)が信託報酬で減価しているのはもったいないと思います。コストも期待値に影響を与える重要なファクターなので、いかに低くするかが課題だと考えています。
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