とりあえずトピックを抜き出します。
『特許や著作権など「知的財産」を活用して、海外からお金をどれだけ稼いでいるかを示す「特許収支」の黒字額が2012年に約9528億円に達し、過去最高額を更新』
→というか2002年まで赤字で2003年から右肩上がりなのは驚きです。でもその間デジタル製品の価格は残念なことになったのですよね。
『工業権・鉱業権使用料の収支は約1.5兆円の黒字なのに対し、著作権の収支は約5800億円の赤字』
→これも衝撃です。日本てアニメとかマンガが有名だと思っていたので。ドラえもんとか。
『特許料の受け取りなど「技術輸出」の71.6%が親子会社間の取引』
→それって特許収支に含める必要あるのでしょうか。つまり実質的には著作権とキャンセルされてむしろマイナスってこと?
『最近では中国の特許戦略が活発になっている』
→がんばらないといけませんね。
クルマとかテレビとか日本は自前で用意できるので、日本だけ出願しててもダメなのかもしれません。なので外願をがんばって出さないといけないということなのだと思います。
そうそう、この前のトヨタAMと三井住友AMとの合併に絡んで、
「トヨタ-TA技術フォーカスオープン(愛称:光る知財)」
というファンドを知りました。信託報酬が残念なよくあるアクティブファンドですが技術や知財という言葉が入っていて渋いと思いました。ただもっと残念なのはパフォーマンスです。SBI証券で「トヨタ」と検索したファンドの中では8/8でした。
こういう知財が株価に反映されればよいのですが(実質赤字だから成績悪い?)。でも市場はそんなの見てないですよね。この記事のようにお金という見える形で出てくれば、少しは変わるでしょうか。