普段投信売上ランキングやおすすめファンドを参考にすることはないのですが、ふと目についたSBI証券の「
当社販売実績ランキング」でおもしろい傾向が見て取れたので考えます。
販売金額と販売件数という20ファンドの一覧があります。
ひと言で傾向を表すと、
「販売金額は分配重視のリートやハイイールド債券が多く通貨選択型も目立つ」
「販売件数はインデックスファンドが多い」
具体的に数を数えてみます(2014/4/18~4/24)。
【販売金額】
海外リート・・・6
インデックスファンド・・・3
日本株・・・3
海外株・・・3
ハイイールド債券・・・2
物価連動債・・・1
海外債券・・・1
新興国債券・・・1
【販売件数】
インデックスファンド・・・10
海外リート・・・3
ハイイールド債券・・・2
海外株・・・2
海外債券・・・2
日本株・・・1
ここから推定されることは、まとまった金額を持つ年配者が多分配ファンドを購入する一方で、少額のインデックス投資家がコツコツ買い支えているのではないかということです。毎月の定時積立だけなのか、状況に応じてスポット買いを行うスタイルかはわかりませんが。
私もまとまった金額を用意できない上に自分の判断に自信がないので少額ずつ時間を分けて購入する派です。スポット買いについてはマネックス証券のように1000円から買えるようにしてほしいと思っているくらいです。
SBI証券は数ある証券会社の中でも低コストで利便性の高いネット証券なので個人投資家で使ってみえる方は多いと思います。この傾向はインデックス投資のスタンスを端的に表しているのではないかと解釈します(もちろん全部が全部あてはまるとは思っていません)。
ただランキング自体は参考であって、最終的に選択する責任は自分自身にあります。他人が何を買っていようと、どんなポートフォリオであろうと、未来を決めるのは自分の判断でなければならないと思います。
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