2015年1月から物価連動債の個人保有が認められるというニュースがありました。
収入は増えない中で消費税も保険料もガソリンも上がって個人的にはインフレを実感しています。
そこで物価連動債ファンドを調べてみます(もう手遅れかも知れませんが)。
◆MHAM物価連動国債ファンド:物価連動債
(※mizuho物価連動国債→MZHBRKとします)
国内債券で他に種類の異なるものと一緒に見てみます。モーニングスターデータから分配込みの時系列を算出します。また今回は個人向け国債(変動10)も加えてみます。財務省のHPからさかのぼれる限りのデータをもらってきます。半年利払いで3ヶ月に一度発行されるので、年利率を3ヶ月換算して3ヶ月に一度利払いがあるとして複利計算してみます(税引き「前」の値を用いています)。利率の計算がx0.66に変わった2011/07発行分からはそちらを採用しています。
◆DLIBJ公社債オープン(短期コース):公社債
◆DLIBJ公社債オープン(中期コース):公社債
◆ジャパンソブリンオープン(※運用期間の長い分配ありの方):日本債(額面等金額投資)
◆個人向け国債(変動10):日本債(変動金利)
◆STAM日本債:日本債(NOMURA-BPI総合)
【リスク(年率)】
【リターン(年率)】
【SR(年率)】
【基準価額の推移(STAM設定から)】
【累積騰落率差(STAM基準)】
【雑感】
今回調べてみて物価連動債は割と変動が大きいことがわかりました。リーマンとともに急落しその後の巻き返しを見るに他のリスク資産と振る舞いが似ています。2012年頃まではデフレデフレと言われていたような気がするのですが・・・私には債券のことはよくわかりません。
個人向け国債は他の国内債券よりトータルリターンで劣るものの安定感があります(※個人向け国債は元本保証ではありません)。なお利払いしかない個人向け国債のリスクがゼロでないのは、利率が毎回変わることと、3ヶ月に二度は0%の変化率としてシグマを取っているからです。
等金額のジャパソブはちょっと残念な感じです。STAM日本債、DLIBJ中期債は安定感があります。DLIBJ短期債はシャープの件がなければ、、、という感じです。
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1. http://longinv.blog103.fc2.com/
個人向け国債は元本保証 の誤記かと。
(あとは、圧倒的に変動10年が個人の場合は主力になるかと)