証券会社のページを見るとしばしばキャンペーンをやっています。不思議に思うことに、これらの原資はどこから供給されるのだろうというのがあります。
たぶん販促や長期顧客確保といった目的や性質によって変わるのではないかと思います。
非課税口座絡みは顧客確保のため証券会社の自腹だと思います(口座が毎年変えられるとなるとますます大変です)。
他に例えばSBI証券で「ブラジル祭り」をやっていますがこれは2%や3%の買付手数料のごく一部を返金しているだけだと思います。ノーロードのピクテブラジルがないので。
特に疑問なのが個人向け国債です。SBI証券では100万円で2000円(0.2%)とか戻ってくるようですが、利率0.4%程度の変動10はまだしも利率0.1%前後の固定5/固定3に0.2%を充てるのは厳しくないでしょうか。国が補助を出していたりするのでしょうか。そもそも個人向け国債って証券会社はどこで収益を得ているのでしょうか。利率計算のx0.66の残り0.34から?でもそれだと-0.05%や-0.03%の固定5/固定3ではやっぱり厳しいですわ。
調べてみると、
『・・・販売金融機関に入る手数料が安いことだ(販売代金の0.5%)。金融商品は、市場で得られる利回りを売り手(販売会社、運用会社)と買い手(投資家)が分け合う構造になっている』
個人向け国債の購入で顧客が負担する手数料はないはずなので、この0.5%が国から金融機関に入るものだとしたら、それがキャンペーンの原資になっていると考えられます。
そうすると、例えば固定3の利率0.07%×3年=0.21%より高い手数料が国債の販売のために使われていることになります。そんなことで金融機関が潤い国の借金が余計に増えているとしたら、税金を納めている者として納得できません。
そうしないと国債が売れないのなら、個人向け国債も投信のように役所で「直販」のような形態はとれませんか?この0.5%の一部でも利率に上乗せして。
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