資産運用で重要な概念をひとつ挙げるとすれば、資産価値のバラツキを時間の関数として確率的に記述した以下の「時間リスク」だと思います。
【時間リスクの図(三次元)】
【時間リスクの図(二次元)】
それぞれのラインやコントアが何σの確率に相当するかによって時間方向に積み重なる長期投資の不確定性を表現したものです。三次元版はZ軸を「確率密度×資産価値」とした累積分布の微分バージョンです。そうしてやるとどちらも山の頂(中央値)からの確率が対称になります。
この図で私が「波動砲」とか言っていますが、「何言ってんだこいつ」と思われる方が多いと思います。探してみるとYouTubeに動画がありました。同じく元本割れの「水面下からの離陸」という言葉にふさわしいイメージも思い出したので引っ張ってきます。
しかし残念なことに、忍者ブログでは動画の埋め込みがうまくできないようです(私の環境のせい?)。なのでダサいですが画像をクリックするとYouTubeに飛ぶようにしましたので宜しければご確認ください。
【波動砲】「3:44~3:48」
私の頭の中にある「はどうほう」のイメージは某宇宙戦艦ではなくFF5の某古代兵器の方です。「全然違うじゃねえか」というツッコミは勘弁してください。
【水面下からの離陸】「2:17~2:36」
こちらもFF6の某稀代の名曲がかかる場面です。この曲、自分は当時から泣きそうでしたが年経た今聞くとさらに泣けてきますわ。私と同じか少し上の世代の方には懐かしいものだと思います。FF5、6、7はおもしろかったですね。(今のゲームはさっぱりわかりません。)
所定の時間を完遂して離陸してしまえばプラスの世界は僕らのもの。このあと空飛ぶ骸骨(金融危機という名の人災)に撃墜されなければ。
それにしてもFF5が発売されてから20年以上ですか・・・リアルに長期投資のタイムスケールを実感します。資産形成に時間は必要ですが、その一方で時の流れの残酷さを感じます。
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