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インデックス・ドライバー

無いもののコピーは作れない

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無いもののコピーは作れない

インデックス(指数)のコピーがインデックスファンドと考えることができます。

ゆえに存在しない指数のインデックスファンドは作れません。

例えば日経平均株価のイコールウェイト。日経平均は定量的な指数としてはアレですが、定性的なわかりやすさはあると思います。1万(円)というオーダーは我々の日常生活にコンシステントです。しかし、それはあくまで定性的であって、定量的ではありません。それをイコールにしてしまえば何かしらロジカルな裏付けが得られ、もしかしたら長期的にインデックスを上回ることができるかも知れません(S&P500Equalの対として存在してもおかしくないと思います)。このような指数に採用されている銘柄なら流動性の懸念も問題ないと思います。

単純さ、わかりやすさは数学的な背景と相関があると思っています。私がいつも「加重」について考察するのは、「どれが当たるか外れるかわからないんだから変に重みづけする必要ないのでは?」という単純な疑問が動機です。

しかし日経平均株価のEqual Indexは存在しない(と認識しています)ので、インデックスファンドとしてコピーは作れません。先日のeMAXISプラスの「高度な分散投資」に上記のような考え方を含めてほしいという願いはありますが、実現するかはわかりません。ではアクティブマネジャーさん、どうですか?無いなら自分で作ればいい。インデックスファンドが作りたくても作れない間に。アクティブファンドはインデックスに関係なく自由にできることが利点であるはずです。

1年に1回くらいリバランスしておけばあとはほったらかしでラクですし、業績を調べて銘柄を選んで入れ替えるという徒労も必要ありません(その分はコストに反映をお願いします)。ベンチマークとしての指数が無いので「日経平均(インデックスファンド)と変わらない」と叩かれることも無いと思います。

分配金やファンドマネジャーの勘、目先の状況、トレンドありきで非論理的なファンドを量産するのではなく、論理的な根拠に基づいた会心のひと振りを期待したいです。メカやデバイスは要求仕様を満たすように数学・統計を駆使して設計されるのですからその考え方を投資信託に適用しても何ら問題は無いはずです。開発と違って新しいモノを生み出すわけではないんだからそれほど難しいこととは思えません。投資信託説明書等にロジックを書いておけば、そういうものを重視する投資家から信用を得られるかも知れません。定性的ではなく定量的に表現し、なおかつロジカルに理由を説明しないと信用は得られないと思います(しかし二言目にはコストの話になるのでそちらも大事だと思います)。

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