特に年末年始になると「日経平均株価はどうなる?」などという予想・予測合戦が一部で盛んになると思います。
くだらないなあと思って基本的にスルーなんですが、嫌でも目につくので提案があります。
予想するのは自由だと思いますが、きちんと「答え合わせ」もした方がよいのではないでしょうか。当然、当たった時だけでなく外した時も。例えば去年の初めの予想はどうだったのか。
それで勝率でも出せば、そういう予想がまったく意味の無いものであることが明確になると思うのです。それは当たったケースしか表に出てこないからです。とある確率分布でバラつくものに対して、数ある予想の中から都合のいいものだけ引っ張ってくれば見栄えは良くなるでしょう。答え合わせして間違いが発生する理由を解析してフィードバックしていかないからいつまで経っても同じ過ちを繰り返すのではないでしょうか。
アクティブファンドを事前に選ぶことと同じ論理です。結果だけ見て良かったものをもてはやすのは簡単です。
そもそも日経平均がいくらになるとか円高円安がどうなるとか言われても、「で?」「じゃあ僕はどうしたらいいの?」「それを言って他の人に何をしてほしいの?」と思う他なく、その質問に責任もって答えていただけるのでしょうか。
どうしても予想する必要があるのなら、インデックス投資のように「期待値としてはこれくらい」とか「1σの確率でこの範囲に入る」とか、もう少し論理的で「後から言い訳の利きそうなボカシ方」もあると思います。
なぜ投資業界だけ無責任な放言がまかり通るのか不思議に思います。
少なくとも私はインデックス投資に予想は必要ないと考えています。毎日、投資対象である世界中の企業の人々が世の中を発展させ、利益(配当)を出そうと努力しているからです。予想して株価に一喜一憂するだけでは何も生み出せないし何も進化しません。
出典 matome.naver.jp/odai/2144639866765487101
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