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インデックス・ドライバー

「市場平均」てどんな平均?(フリーライド対策)

スキーのジャンルに「フリーライド(フリースタイル)」というものがあると思います。前回の冬の五輪でも「スロープスタイル」が採用されたのでご存じの方も多いと思います。

例えばこんな感じです。ぜひご覧いただきたい。

【Tom Wallisch(トム・ウォリッシュ)】※画像をクリックするとYouTubeに飛びます
出典 youtube.com/watch?v=vhHBr7bjyVA


こんな風に超人がクルクル回っているのがフリーライドスキー(フリースタイルスキー)。こんだけ滑れたら楽しいですよねー。私には到底できませんが見るだけでもおもしろいです。

一方で、インデックス投資では「市場平均にフリーライドする」というような言葉を聞きます。投資においてこれは主に「ただ乗り」と解釈されると思います。投資の方ではいい意味ではないのでスキーの方は一緒にすんじゃねえと思うと思いますし私もそう思います。

【考察】
まず、「市場平均」という平均は数学的には無いですよね。金融で言うところの「市場平均」とは基本的に「時価総額加重平均(市場の時価比率で加重した平均)」のことと理解しています。また「平均」と言えば一般に「相加平均(単純平均)」を指すと思います。

そもそも「市場平均(時価比率)」はなんで資産運用で有効とされるのでしょうか。

市場平均インデックス投資の真髄は、「市場配分をコピーすることで定位置をキープ(フリーライド)して、必要経費も自動的に極小化すること」と理解しています。この考え方では、全投資家(アクティブ運用)の平均は「市場平均ーコスト」だから、コストの低い市場平均フリーライド(インデックス運用(パッシブ運用))は全投資家の平均に対して平均的に負けない、ということだと思われます。また資産運用の前提として市場平均が将来にわたってプラスの期待値(配当や世界経済の成長)を備えることが必要です。

※余談ですが、この「全投資家(アクティブ運用)の平均」が「市場平均」になることは自明なのでしょうか。定量的な証明があれば教えてください。

この「フリーライド(ただ乗り)」が、自分では銘柄調べ等の苦労をせず売買等の流動性対応も市場任せだからひどい言われようをしているのだと思われます。

この考え方だと「全投資家(アクティブ)の平均」と「そのフリーライド投資であるインデックス投資(パッシブ投資)」は「市場平均」という独自平均の中で閉じた議論ということになると思います。つまり、その他のウェイティング、例えば均等配分や最小分散、財務指標加重など、一般的な平均や統計量などに基づいた加重平均とは異なる土俵であり、ゆえにこれらは「アクティブ的」と認識されると解釈できます。

※余談ですが、ゆえに数学や統計の観点からの「市場平均」の絶対的な特性の考察や、定量インデックスとの相対関係の解析が不十分と思われることが現行インデックス投資の課題と考えています。

【提案】
では、定量ロジックに基づいて自律的に配分を決めることは「フリーライド」と言うのでしょうか。

インデックス投資として主体的にウェイティングを考えて、しかるべきルールで運用を行えば、それは「フリーライド」を回避できるのではないか。

インデックスファンドが市場平均(時価比率)連動なのは昔からの慣習でインデックス(ベンチマーク)がそうなっているだけだと思われますので(実用上の理由もあると思いますが)、より良いインデックスがあればそれを採用すればよいと思います。パッシブ(受け身)なのに変化を拒むのも変な話です(いや、パッシブだから拒むのか?)。

私もインデックス投資をしている者として「ただ乗り」と言われるのはいい気分ではないので、定量ロジカルウェイトでそれが解消されるのならインデックスの特性改善とともに一石二鳥ではないかと考えています。

【まとめ】
冒頭のスロープスタイルのように、新しいものを取り入れて、または生み出して進化していくことはわるいことではないのではないでしょうか。インデックス投資は市場平均をとれば終わりではないと私は考えています。

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