【未来にもこの景色はあるのだろうか】
以前からうすうす感じていたことではあります。先日いただいたコメントをきっかけに考え始めている「インデックス投資の持続性」について。
【資源の採掘可能年数】
出典 env.go.jp/policy/hakusyo/zu/h23/pdf/1-1.pdf
環境省からの引用です。データ元が2010年なので、例えば銅(カッパー)は現時点からあと30年程度、石油は約40年で採掘できなくなることが示されています。数字だけ見ると非常に厳しいものであると感じます。
企業活動による配当の継続性、経済成長、「信用」に基づく利子の支払い等がインデックス投資を押し上げる力だと思います。その源泉は地球環境や資源であると考えています。理由は基本的にエネルギーがないと生産活動ができないからです。また我々も電気供給等の基盤がないと生活できなくなっています。
これまではインデックス投資も我々の生活も何も気にせずうまくいっていたのでしょう。世界経済に依存するインデックス投資はこのような問題と切っても切り離せないのではないかと考えています。
対応として例えば「持続可能な~」とか言うだけなら簡単なんですが、重要なのはそれを誰がどうやって実現するかということ。「循環型」のアイデアはいくつかあると思いますが、消費する以上に生み出せるか。リサイクルするにしても無消費ではできないはず。ソーラーパネルや燃料電池にしても、パネルや水素を作るためのエネルギーだけでなく、それを管理するためのモノの整備・維持など、すべてをひっくるめた「収支」をプラスにできるかが課題ではないかと考えています。
※「インデックス投資の持続可能性についてII」に続く。
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