【平均気温の推移】
出典 data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/an_wld.html
気象庁からの引用です。あくまで偏差であり絶対値ではありませんが右上がりであることは確認できます。世界経済の発展と共に(その代償として)環境も変化してきたと言えると思います。こうやって見ると気候的にも、前回の資源的にも、インデックス投資は市場ではなく地球環境にフリーライドしているように感じます。しかしそれは未来の先取りであり、未来までを保証するフリーランチは、たぶんない。
長期投資や継続性を標榜するインデックス投資において、未来に無関心なのは無責任のように感じてきました。未来には期待するのに結果責任は負わない、遂行責任さえも市場任せではおそらく何も解決しません。
配当がシグマでキャンセルされ、経済成長なしでは「マイナスサムゲーム」の可能性があるインデックス投資はそろそろこの課題に向き合う必要がある気がしています。我々の代がよくても、未来の世代にインデックス投資を残すことも考えなければいけないのではないかと思います。
インデックス投資の発展と冒頭の景色がトレードオフではなく、共存の観点からインデックス投資を考えていきたいと思っています。
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