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インデックス・ドライバー

「負けない投資」についての再考II

出典 matome.naver.jp/odai/2138469690171450401

サブタイトルとして『フリーライダーのパラドックス』とでも名付けましょうか。


先日の記事(下記関連記事参照)で、過去の結果が未来の成果を約束しない場合にインデックス投資(パッシブ投資)が抱える「リスク」を考察しました。

これを逆からも考えるとおもしろい事実が浮かび上がってきます。

①過去データは未来を保証しない(未来は過去実績で仮定できない)
という立場に立つと、

・予測される未来の課題をクリアして成長し続ける定量的なストーリーが見えない
・変動(ボラティリティ)がリターンを蝕む統計的事実
・数学的効率化の欠落(例:ウェイト放置によるリスク管理の放棄)

→時価加重インデックス投資(市場平均パッシブ投資)は未来に対する不確定性が大きい

②未来は過去データの延長線上にある(未来は過去実績で仮定できる)
という立場に立つと、

・統計インデックスは時価加重インデックスを上回ってきた

→時価加重インデックスより統計インデックスを採用する方が効率的

【考察】
双方の立場から考えると、①時価加重インデックス(市場平均)は「文字通りの敗者のゲーム」かも知れないし、②統計インデックスに対して非効率という、どちらにしてもインデックス投資(パッシブ投資)にとって都合の悪いパラドクスあるいはジレンマのような帰結になります。

『この論理の最大の罠は、過去データを使えても使えなくても市場平均が負うリスクは同じってところ』

このような結果を生む要因として、『未来の課題に注意を払わず、フリーライドで事を済ませるあたり』に「負けない投資」の隙があるように感じられます(ダブルスタンダードが散見されるのもベクトルは同じかも知れません)。

【まとめ】
「負けないこと」だけに執着しても、どのみちジリ貧になるかも知れないのだから、考えられる対策を考えてインデックス投資を改善させていきませんか、という趣旨です。

インデックス投資は時価加重に限られるわけではないはずです。「課題があっても対策を考えなくても右上がり」という根拠の乏しい過剰な期待やコスト効率性だけをインデックス投資(パッシブ投資)の理屈に据えるよりも、定量的な意味づけや設計ができるところは効率化して未来の不確定性を軽減していきませんか、という提案です。しかもそのような指数はすでにあるのですから、あまり難しく考える必要もないはずです。

我々には「タイムマシン」がないので過去を勝手に変えたくても変えられないんですよ。だから今できることをやるべきなんじゃないかと考えています。

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