【アンリミテッド信託報酬トレース型8資産均等バランスファンド】
コメントで教えてもらいましたが「イーマクシススリム」に「8資産均等型バランス」が追加されるようです。
【雑感】
出る気がしないと思った「トレース信託報酬」から新興株等の基本四資産以外さえ置き去りにして。やはり直感はアテにならず、判断は統計学や数学をベースに議論するのがロジカルとなるのでしょう。
あれが発表されたあと顧客から要望が多かったのでしょうか(投資信託の企画から認可までのタイムスケールがわかりませんが)。それとも最初から準備されていたのか気になるところです。
同じ運用会社のシリーズで同じ内容が二種類存在するというよくわからない状況ですが、これが各方面の事情を鑑みた「落としどころ」なんだと思うようにします。
当面は運用品質にコストダウンの影響がないことを確認したいと思います。
また信託財産留保額の設定がないのも基準価額にどう影響するか興味があります。乗り換えの多い投資家を自動的に排除するという意味でも信託財産留保額は実費程度でいいので設定してほしいと考えています(投資信託は他人とプールするものなんだから自分の行動の責任くらいは持つべき)。
【まとめ】
重要なのは「コストが低下したから優れたインデックスファンドになったわけではなく、元から均等配分は定量的に優れていて、それがコストと両立した」ということと考えています。
コストが低ければ何でもいいというわけではなく、均等配分は定量性に裏付けされた様々な統計特性を備えます。特に(相加)平均と数学的なロバストネスがインデックス投資の考え方と合致するものと考えています。
「資産配分(アセットの分散とコスト)」については充分な水準になってしまったと思います。この先を見据えると、あとは「インデックスの中身の進化(時価加重からの脱却)」ですね。
「ここまで管理費用が低くなるとインデックス投資はコストを気にせず定量化に集中できる」という意味で「ヤバい」です。
【余談ヨルダン】
5回目のポートフォリオ対決も行われるようで、今回は私はさらにNYダウと新興国リートを加えた10資産均等型でロバスティックな「相加平均」を狙いにいきたいと思います。
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