昨今のスキー場ではウエスト幅90〜100mm前後の太めのスキー板をよく見かけるようになっています。そのような板にはフリースタイル、フリーライド、オールマウンテン等の括りはありますけど明確な区分はよくわかりません。個人的には型にハマることなく楽しく滑れればなんでもいいと思っています。
スキーにもスタイルがいろいろありますよね。私はすべて我流なので詳しい事は存じませんが、
・カービングターンに特化した基礎板(デモ?レース?)
・極太のパウダー板(ファットスキー)
・アイディーワンのような細身のモーグル板
・キッカーやグラトリ指向のフリースタイル板(ツインチップスキー)
などなど。
冒頭のスキーは私の板(パイオニア96@2017)です。幅96mmのツインチップスキーですが、新雪や非圧雪はさすが「オールマウンテンフリーライド」だけあってなかなか。設計思想がゲレンデもパウダーも想定した「雪山ぜんぶなんでもござれな板」なんだと思います。ただこのようなフリースキーは、
・カービングのキレでは基礎板に敵わないでしょう
・新雪の浮力では専用のファットスキーに敵わないでしょう
・この太さでモーグルは厳しいでしょう
・パークには入れるけどこれでジブとか勇気が出ないでしょう
しかしこれらをそこそこのレベルでこなしてくれるオールラウンダーと思います。ただしアイスバーンは苦手に感じます。これに関してはこの手の板(ロッカーの入った板)はどれも似たようなものだと思います。
ではインデックスファンドの「バランス型」もオールマウンテンフリーライドライクなものとして考えてみましょう。このスキーはインデックスファンドで挙げればまさに「eMAXIS8資産均等型」のようなイメージです。
オールマウンテン=全資産
フリーライド =タダ乗り
株式から債券、リートまでそこそこのレベルでこなしてくれるオールラウンドフリーライダー。しかしながらここ数年のように株式が好調なら債券の含まれるバランス型は相対的に見劣りしてしまうでしょう。また平均化されるので瞬発力では単品(単一アセット)のインデックスファンドに敵わないでしょう。それが「分散投資」だから仕方ないですね。
いい時もあれば悪い時もある。裏を返せば中途半端とも言える。でもこれらを含めての「リスク管理」がバランス型の設計思想と思いますから時流に合わせて考え方を変えるのはよくない。
【まとめ】
何かに特化した板でその道を極めるか、オールマウンテンフリーライドで雪山全体を楽しむか、みなさんはどのように考えますか?
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