例年なら3月末からGWにかけて春のザク雪でコブを練習する時期なんですが、今年は「コロナウイルス」にかき消されてしまいました。
2020シーズンを振り返ってみると、トピックスとして以下が挙げられます。
◆過去ワーストレベルの暖冬と雪不足
→1月2月のハイシーズンでも麓に雪が無い状態が続きました。また西日本を中心にオープンできなかったスキー場もあったようです。
◆「新型コロナウイルス」による自粛要請と営業終了の繰り上げ、試乗会の相次ぐ中止
→3月下旬ごろから自粛が始まり、「緊急事態宣言」により4月上旬に営業が終了しました。また野沢温泉など各地の試乗会も中止になりました。
◆リラックマさんとのセッション
→ひょんなことからリラックマさんとのコラボレーションが実現。
◆「痛板ゲレンデジャック(GJ)」10周年!
→第2回のHakuba47から気にかけていた者としては感慨深いです。
◆初のシーズン券でのシーズン
→「雪山おじさん」として一つの終着点かもしれません。
冒頭の写真が今季を象徴していると思います。
特にシーズン券を導入したことでこれまで各地を回っていたのが八方尾根が主体になり必然的にコブや不整地を滑ることが多くなったのが個人的な変化として印象深いです。
例えば「インデックスおじさん2020」の滑走比率をグラフにすると以下のようになります。
【インデックスおじさん2020】
パウダーに当たるのは運なので5%くらい。整地は朝イチのリーゼンスラロームやパノラマゲレンデがほとんどで昼間はウサギや黒菱などのコブや不整地で練習することが多くなりました。なのでそれぞれ20%と75%という割合です(そもそも白馬八方尾根は朝圧雪整備されていても午後はボコボコになるところが多いのもあります)。
コブが増えているのはリラックマさんとのセッションも起因しています。
この比率を見てピンと来たのですが、「Fund of the Year 2019」で第1位となった「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の資産構成、2020/3/Eの月次レポートによると以下の通りです。
【Fund of the Year 2019】
【考察】
「インデックスおじさん」は、当たり前ですが「インデックス投資家」なので、自然と必然的に「オール・カントリー・ワールド・インデックス」ライクな滑りになるのかもしれません。
ただ、このファンドを選ぶかと言われたら必ずしもそうはならないと思います。
「オール・カントリー・ワールド・インデックス」は複数アセットが混在したバランスファンドのようなものですが、その構成比率が時価で変動するのがバランスファンドと異なる点です。
市場の時価でウェイトをフリーにするというのは「リバランス」の考え方から外れますので、個人的には「1本だけしか持てない」といったルールがない限りはオールカントリーワールドインデックスはスルーかなと思っています。
自分の意図しない配分になるのは避けたい、またインデックスの中身(構成銘柄と比率)の自由度が乏しいなら、資産構成くらいは(バラにしておいて)自分で管理したい、という考えです。いろいろな考え方があると思います。そもそも日本、先進国、新興国という枠で括る必要があるの?といった議論もあると思います。
私ももっと歳をとったらこの滑走比率も変わっていくのかもしれません。そういう意味では時価比率の「オール・カントリー・ワールド・インデックス」と同じですね。
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