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インデックスファンドのシェア争い2020

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インデックスファンドのシェア争い2020



昨シーズン、白馬八方尾根のスキー板シェアを調べました。今季もそのつもりだったのですが、「新型コロナウイルス」による影響で春コブが滑れず、シェアを調べられないシーズンになってしまいました(したがって写真は昨年のものになります)。

例年なら↓こんな感じでコブを練習していた時期です。

【うさぎ平ゲレンデ(2019)】

残念ですがインデックスファンドのシェアだけ調べておきたいと思います。代表的なグロ株(日本除く)の純資産総額において、ファンド間の単純な比率に代えて、指数変化を除く純資産の純粋な増減(流出入)をシェアの指標としてみたいと思います。名前を付けるならば「純資産フロー」となるでしょうか。

期間は2017/6/30-2020/5/1。市場変動が大きい場面、特に「コロナショック」前後にどのような振る舞いをしているか着目したいと思います。

なお「純資産フロー」は以下のように求めています。

流出入(n)=純資産(n)-純資産(n-1)×基準価額(n)/基準価額(n-1)
純資産フロー(価格変動を除いた流出入を含む累計の純資産(n))=Σ流出入(n)
※純資産(n)=純資産(n-1)×基準価額(n)/基準価額(n-1)+流出入(n)

【累積純資産フロー@2017/06/30-2020/05/01】

以下は純資産フローを20日(約1ヶ月)でランニングサメイションを取ったものです。累積純資産フローの微分であり、時期に依存しない流出入の増減を視覚化します。

【ランニング純資産フロー@2017/06/30-2020/05/01】

【考察】
ひとことで言えば「ニッセイ」と「スリム」の2強ですね。続いて「たわら」。

ニッセイは平坦なところもあれば基準価額が下がるところではたびたび傾きが増しているようです。みなさんめざといですね。ランニングで見るとフローの振れ幅が大きくなっています。

スリムは継続的に増えていますが「コロナショック」でさらにブーストかかっていますね。みなさんたくさん買ってらっしゃるようです。3年前を起点にするとニッセイの方がトータルのフローが多いですが、ランニングサメイションが示す通りここ1,2年はスリムの方が多くなっているようです。

「たわら」も運用管理費用を下げてがんばっているようです。ランニングサム(フローの微分)も安定しています。

「スタム」は割と粘っていますね。この信託報酬競争のご時世で意外なような気がしますが、ネット証券以外の販売窓口もあるからでしょうか。

無印「eMAXIS」はこの中では目立ってマイナスの時期があります。おそらくスリム等への流出があったのかと推察されます。あと単発的な増減によりスパイクが出ています。なんですかね。

「iFree」はちょっと厳しい。存在感を示せていませんね(このブログのようです)。

【まとめ】
この2強、八方尾根で言えば「スリム」が「うさぎ平ゲレンデ」で「ニッセイ」が「黒菱ゲレンデ」のイメージです。みなさんはどちら派ですか?

来季、「コロナ」が収束し、インデックスファンドのシェアを調べる時には再び春コブが滑れていることを願います。

【黒菱ゲレンデ(2019)】

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