画像は長野県の白馬八方尾根・八方尾根自然研究路の先にある「八方池」から見た北アルプスです。
前からこの景色を見たいと思い、グリーンシーズンに行ってきました。
あいにく空は青ではなく白でしたが、八方池に鏡のように映る北アルプスに感動しました。
この写真を見て改めて思いました。インデックス投資は市場を映す鏡なのだと。そのインデックス投資の「原点」に立ち返って考えてみたいと思います。
インデックス投資(インデックスファンド)は市場の銘柄をある比率で加重平均した指数(インデックス)と同じ比率で構成資産を組み入れます。以下は指数の例です。
◆日経平均株価(「日経平均プロフィル」より)
東京証券取引所第一部に上場する銘柄(親株式、内国株)から選定された225銘柄。ただし、ETF、REIT、優先出資証券、子会社連動配当株式などの普通株式以外を除きます。
旧額面制度を継承した「みなし額面」を各構成銘柄に設定。日経平均株価は、このみなし額面で換算した構成銘柄株価の合計金額を、「除数」で割って算出します。除数は株価平均を算出する際に、市況変動によらない価格変動を調整し、連続性を維持するためもので、この方法による算出を一般には「ダウ式」と呼んでいます。
◆TOPIX(東証株価指数)(「東京証券取引所」より)
TOPIX(東証株価指数)とは、東証市場第一部に上場する内国普通株式全銘柄を対象とする株価指数です。
昭和43年(1968年)1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものであり、日本経済の動向を示す代表的な経済指標として用いられるほか、ETFなどの金融商品のベンチマークとして利用されています。
ゆえにインデックスファンドは指数と同じ値動きをします(コストやトラッキングエラーを除く)。暴落も爆上げも、指数をコピーするのです。インデックス投資のスタイルは指数で決まると言っても過言ではありません。
以下は「日経平均トータルリターン・インデックス」と「ニッセイ日経225インデックスファンド」との鏡像比較です(2017/01/04-2020/11/20)。インデックスファンドの値動きを正負で反転させています。
八方池に映る北アルプスのように、インデックスをトレース(複製)していることがわかります。
【まとめ】(クリックで拡大されます)
八方池までは白馬八方尾根スキー場頂上のグラートクワッドリフト降り場から1時間ほどの行程です。
岩がむき出しの登山道や歩きやすい木道が整備されたトレッキングコースです。進んでいくにつれ、インデックス投資と同じように、だんだんと高度が上がっていくことを感じます。
インデックス投資家のみなさん、インデックス投資をトレースしに八方池まで行ってみませんか?(もちろんスキー場でもよいです)
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