今まで意識したことなかったですが、ユーロのような共通通貨システムというのはメリットもあるでしょうが分散投資的には逆をいってるんですね。
本来その国で閉じるべき借金問題が為替によってリンクしてしまっている。同じかごに卵を盛っているわけです。
例えば以下の記事。
独国債の落札金利、初のマイナス 安全志向鮮明(2012/01/10 日本経済新聞)マイナスの金利があることがまず驚きですが、このようにドイツ国債は価格が上がっているのにユーロ安でキャンセルされてしまいます。
170円だったユーロも手のひら返されちゃってますね。節操ないですね。
もっとも、分散投資を妨げる最大の障壁は連動性をエンハンストする人間心理だと思いますが。
金融とは脆いものです。我々は粛々と分散と継続を進めていくのがよいと思います。
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分散投資再考@オリンパス