インデックスファンドのアクティブファンドに対する優位性を議論したいと思います。
ところで
SBI証券(Fサーチ)だけでなく
モーニングスターの投信検索システムも新しくなったようです。ちょうどいいのでモーニングスターを使わせてもらってパフォーマンスの比較をしてみました。
とりあえず身近な日本株で、検索条件は「国内大型ブレンド」というカテゴリー(たぶん日経平均とか)、「運用3年以上」、「償還まで3年以上」、「DC除く」です。インデックスとアクティブの区別は検索に任せました。グラフは横軸に信託報酬、縦軸に3年間のリターンをプロットしたものです。(2010/12/07現在)
パッと見でインデックスファンドの優位性が理解できます。一方で勝っているアクティブファンドもあります。しかし少なくとも半分より少ないです。
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銘柄数 |
3年リターン平均 |
信託報酬平均 |
インデックス |
65 |
-14.5% |
0.65% |
アクティブ |
182 |
-17.2% |
1.51% |
※うちインデックスのリターン平均を上回ったアクティブ25。勝率25/182=14%。
コストの差が約1%×3年=3%でリターンの差も約3%なので、どうやらコスト負けしているようです。そしてその差を引いても特にアクティブが優秀というわけでもないようです。
インデックスがふたつに分かれているのは日経平均連動型(上)かTOPIX連動型(下)かの違いのようです。 個人的にはどちらもほぼ直線に乗っていることが興味深いです。