先日「1578 上場インデックスファンド日経225(ミニ)」というETFが上場されました。
この説明を読むといろいろ考えられて1口1000円のミニができたようです。基本的には小口化のニーズに対応するため流動性や差別化を考えて新しいETFを設定。ただ日経平均はニッセイ225があるのでコストの優位性が小さいのが残念なところです。
より興味深いのはその後の部分です。はっきり言って私には理解できない部分も多いですが将来わかる日が来るだろうと信じてコピペしておきます。
『そのサービスとは非上場投資信託にはあるもののETFには無い「定時買付サービス」です。非上場投資信託では、当初価格1口1円として価格に小数点未満(万分の1円)を持たせることによって、円単位の追加設定をすることによって定時買付サービスに対応しています。その前提として非上場投資信託では現金を信託勘定に入れて追加発行をする形態になっていますが、現物設定型の日経225のETFは、日経平均株価に採用されている株式のバスケットを信託勘定に入れて追加設定をします。現金を入れる方式は認められていません。現在、最低の設定単位は5億6,500万円程度(2013年3月1日現在)となり、小口の追加設定はできません。
上場日経225(ミニ)(1578)は非上場投資信託と同じように現金で設定・解約を行なう方式のETFです。そのため、当初価格1口1円単位にすることも不可能ではないのですが、日本の取引所の呼び値の最低が1円となっており、円未満の単位での呼び値ができません。そのため、取引の呼値が粗くならない単位として1口1,000円としました。しかしながら、これでは現在の定時買付サービスのフローには乗りません。この1口1,000円を所与とすると、1口単位の発行を1口未満の小数点単位での発行が可能にならないといけないのですが、現状のシステムでは対応ができません。定時買付サービスについては、引き続き将来の課題』
『証券会社はETF設定のための日経225の株式バスケットを調達してからETFの設定をする』
『税法上の区分が通常の日経225ETFの特定株式投資信託ではなく上場証券投資信託となっています。よって、個人の投資家には配当控除の適用がありません。また、法人投資家には益金不算入制度は適用されません。この扱いは外国株式・債券に投資をしているETFと同じになります。』
日興AMさんは以前からETFの設定に積極的ですがETF関連のサービスにもご尽力されているようで好感が持てます。定額の自動買付ができるようになればETFもポートフォリオに加えるのもアリですね。ただし売買手数料や信託報酬含めたトータルのコスト、およびカイリの小さいものに限られますが・・・。
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