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インデックス・ドライバー

非課税口座に関する疑問

多くの投資家の方がそうかもしれませんが、この非課税制度、考えれば考えるほどわかりにくく微妙な制度に思えます。

【気になるところ】
①5年後マイナスの場合は取得価格が下がる
②他口座との損益通算、繰り越し不可
③非課税期間が10年ではなく5年×2周
④1度売却したら非課税枠再利用不可
⑤分配再投資も非課税枠を消費(特別分配金は非課税と枠消費の二重で意味が無い)
⑥株式数比例配分方式でないと上場株式(ETF含む)の配当(分配金)非課税が受けられない

【よくわかっていないところ】
①n年目で買った商品の分配再投資分は枠が余っていれば(n+1)年目以降もn年目の非課税枠に再投資できるのか(まぁできないでしょうね)
②分配再投資は非課税口座/特定口座を選べるのか(SBI証券)

確かにこれだけデメリットもある制度なら従来通りの軽減税率がよい方もみえるでしょう。"使わない"という英断もあるかと思います。

個人的に最も気にしているのは①の「時価で次の非課税口座か枠外に移さなければならない」ことです。期待値はプラスですが5年後-2σ程度で耐えられるようにすると全くリスクが取れなくなってしまいます(そんな割のいい資産は日本債くらい)。

非課税の恩恵を全く与れない事態を避けるため、配当収益の分配金を強制的に出すETFで利益確定しながら5年後を迎えるのがよいのではないか。分配再投資で非課税枠を消費するので枠が余っていなければ枠外の口座で再投資、2年目以降も非課税枠に再投資できて枠も余っているなら非課税枠で再投資。

基準価額内に収める無分配IFに対して実効的な限度額が減りますし、枠外再投資ならその分配課税と分配再投資複利分の課税で劣ることになりますが、Maxを狙うよりもワーストケースのケアに重きを置きます。少なくとも元本すべてが分配課税され課税分が複利で劣る従来口座よりよいと思います。

そうすると、⑥も頭を悩ます内容です。例えばiシェアーズの1582では海外分配金の二重課税防止は株式数比例配分方式"以外"でないといけないという話があるので競合します。

前回(リレー投資に関する疑問)のsimで非課税口座を想定し、Z1=0、Z2=0の場合を計算しておきます(r1=3%、r2=3%)。ただし分配再投資分は非課税口座外という前提でZ1=20%、Z2=20%のままで分離しています。



前回の結果(従来口座)と比べると非課税の恩恵は大きいです(期間30年≒恒久化は不明)。分配再投資は枠外再投資の課税が時間とともに支配的になり実質年率が低下していくようです。

【非課税口座+VWO+外国税額控除+再投資】
・実質年率的には最有力。
・一般口座の計算と確定申告がめんどい。
・前回記事の三重課税も気になる。
・売買手数料が割高。
・経費率に消費税はかからない。
・NO K国

【非課税口座+1582+再投資】
・1582も元はIEMGなので三重課税の懸念はVWOと同様と思われる。
・1582は二重めの米国源泉徴収が⑥とのトレードオフでなければ最有力。
・取引価格の乖離が気になる。
・1582は貸株対象外(@SBI)。

【非課税口座+無分配IF】
・新興株の信託報酬ではETFより不利。
・投信ポイント制度では有利(@SBI)。
・信託財産留保額がプラスに働く可能性あり。
・STAMが分配金を出したように完全無分配は今後難しいと予想される。

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