8資産に均等配分した場合の合成リスクと合成リターンの推移です。
色違いは青がeMAXISバランス(8資産均等型)、緑がeMAXISの8資産をバラで均等に保有した場合(リバランスなし)、赤がeMAXISの資産ごとに別々にリスクとリターンを出して単純平均したものです。
具体的には2011/10/31から2013/08/30までの240日間(約1年間)の日率リスクリターンを1日ずつずらして算出し、それぞれ年率換算したものを時系列でプロットしています。240日というタップを取っているのでデータとしては2012/10/18からになっています。
①まず思うこと。まさにランダムウォーク、ブラウン運動です。有効フロンティアが移り変わることも想像に難くないです。
②次に思うこと。赤に比べて青と緑のリスクが小さい。でもリターンはそのまま。つまり相関の効果がよくわかります。
③その次に思うこと。緑より青のリスクがさらに小さい。バランス型の「常にリバランス状態」によるものと思われます。
期間が非常に短いのは重々承知しています。なるべく多くの資産、つまり8資産でやりたかったので均等型を含むeMAXISを使わせてもらいました。もっと長いスパンでやりたいのはやまやまですがすべての長期データを手に入れるのは難しいので。均等型なら相関係数やリバランスの効果も織り込み済みだし。
そのうち資産数を絞ってより長期のリスクリターンでやってみたいと思います。この図だけなら単体の資産でも可能ですが相関の効果も考えたいので。
もともとの動機としては、現在非課税口座のアセットアロケを考えていることに関連します。均等型の効能や合成されたリスクリターンがマップ上をいかに動き回るかの確認です。
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