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インデックス・ドライバー

「分配による再投資課税複利ロス」をポンチ絵で表してみた



分配型投資信託は普通分配であれば分配の度に課税されます。それが複利で積み重なるので資産形成に向かないと言われます。しかし一部では「無分配でも結局最後に税金が引かれるんだから一緒じゃん」という意見があるかも知れません。

この課税された分配金を再投資する場合のロスについて考えます。上の画にラベルを付けると以下のようになります。


ここでは税率を20%とし、「分配有」は12ヶ月に1度その期間内の収益を全額分配し再投資するとしています。「分配無」は無分配で最後に全額売却するとしています。ポンチ絵として強調するためリターンは12ヶ月で√2倍(24ヶ月で2倍)になるように設定しています(2.9%/月)。

分配の度にその期間内の収益を確定させ税引後の残りを再投資するとマゼンタ色のギザギザの線になります。一方青色の線は分配無しで最後まで引っ張り最後に売却して元本との差額が徴収された結果になります。

どちらも税引後を見ていますが、分配で少しずつ税金が引かれた方が複利による成長が小さいことがわかります。

主に長期投資ブロガーが分配を問題視しているのは、このように「早い段階で税金として失われた分は、その後の複利に寄与しないから」です。分配と最後の通常売却の税率は同じ20%でも、複利で少しずつ失われるのと資産が複利で大きく成長した後に1度だけ失われるのとでは影響が異なることになります。これは実際に計算すると影響は割と小さくありません。「再投資するので最初から分配金を出さないでほしい」というのが長期投資家の願いです。

投信の分配に限らずETFも配当収益を全額分配するというルールがあるので同じことになると思います。この「配当再投資課税複利ロス」が、私が海外ETFに乗り出せない理由の一つです。

複利は数学における指数関数です。「分配による再投資課税複利ロス」はそのパワーがよくわかる例だと思います。

指数関数にとっては「見くびらないでほしい」ということかも知れません。

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