「eMAXISバランス8資産均等型」の運用管理費用(以下、信託報酬)はバラの平均より低く設定されています。具体的に確認してみます。バランス型で他に解になりうる「世界経済インデックスファンド」も一緒に考えます。
なおすべて税抜きです。税込みの場合は1.08(あるいは1.1)を掛けてください。また固有値である信託報酬での確認であって実質コスト・実質カイリでは少し変わってくると思いますのでご注意ください。
【STAMおよびeMAXISシリーズ単品の信託報酬(2014/06/06現在)】
【各バランスファンドのウェイト(2014/06/06現在)】
【単品のウェイト加重信託報酬と設定信託報酬(2014/06/06現在)】
【一覧(2014/06/06現在)】
【考察】
8資産均等型、世界経済idxとも、
「単品をバランス型のウェイトで組み合わせた加重平均信託報酬よりも、設定された信託報酬の方が低い」
8資産均等型は0.4%×3、0.6%×5と過半が0.5%以上なのですぐにわかりますが、今回きちんと計算してみて世界経済idxもそうであることがわかりました(こちらは正確にはSTAMシリーズではありませんが)。何度か信託報酬下げがあったりGDPに応じて配分が変わったのも影響しているかも知れません。
世界経済type_k/type_s(株式シフト型/債券シフト型)は、グロ株/グロ債のように同じ信託報酬の対となる資産間でウェイトを非対称にしているだけなので加重平均としては元の世界経済idxと変わりません。それに対して信託報酬を差別化しているので折れ線グラフのようにねじれが発生しています。こうやって見ると世界経済type_sがかなりいい感じです。グロ債好きの方には朗報かと思います。
個人的にはもし「eMAXISバランス9資産均等型」が設定された場合の信託報酬に興味があります。
以前はバランスファンドより単品を自分で組み合わせる方が楽しいと言っていましたが、このようにコスト面での合理性と非課税口座対策として8資産均等型を使っています。変わり身早い人なので許してください(´~`;)
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