非時価総額加重平均という言葉がありましたのでGPIFの考え方を確認します。
【非時価加重インデックスについて(P.29)】
『委託調査研究「非時価総額加重平均型ベンチマークの活用について」・・・パッシブ運用においては、従来の「TOPIX」に加え、「JPX日経400」を含む3つのインデックス(※他「MSCI Japan」「S&P GIVI Japan」)を新たに採用・・・アクティブ運用においては「スマートベータ型アクティブ運用」(インデックスに依拠しつつ中長期の視点で効率的に超過収益を獲得する手法)を従来の「伝統的アクティブ 運用」と別枠で位置付ける』
JPXで非時価加重ベンチに期待する目的をどれだけ達成できるかは不明ですが、規模が大きいので思い切って変えられない事情もあるかも知れません。個人的にはマネジャーや手法をアクティブにするのではなくインデックスをもっとニュートラルにすればよいと考えています。
【必要利回りについて(P.23)】
ここは要望・提案です。
名目利回り、実質利回り等が書いてあるのですがわかりにくいので給付のために必要なリターンとリスクリターン見積もりの結果から、将来確率的にどれくらい我々の年金が減るのかを示してほしい。例えば何σで現行の何割になるとか。
【乖離許容幅について(P.63)】
あと個人的におもしろいと思った図が乖離許容幅です。とりあえず日本債だけ切り取らせてもらいます。
株式の調子が良いので日本債が下限にタッチしそうです。
そういえば自分のリバランスで許容幅をどうしようかそれっきりです。
(関連記事)