いくつかのインデックスシリーズとその運用会社に関するとりとめもない感想、そしてファンドの選択に対する考えです。
【感想】
Ms社は、自分が資産運用をスタートさせた2008年当時、タイムリーにインデックスのシリーズを揃えてくれたのが記憶に強く残っていて一緒にやってきた感があり個人的な「情」があります。私が以前の略称である「STAM(スタム)」を使い続けている理由です。運用管理費用の引き下げも心強いです。ただし分配は少々いただけない。
Mu社は、なんとなく最もプレーンでシンプルでわかりやすいシリーズをラインアップしてくれているのがよろし。均等型のバランスファンドって割と勇気がいったのではないかと思っています。
Nk社は、歴史あるシリーズやレアなアセットの新設でラインは豊富。しかしコストで後塵を拝しているのが否めないです。
Ns社は、実質コストは問題ないのですがそれに現れないトラッキングエラーに注意する必要がありそう。もちろん低コスト化の努力は感謝したいです。
Nm社は、このブログをご覧くださる方はお気づきだと思いますが普段私は言及することはありません。それは個人のポリシーや印象(バイアス)によるものです。ただこのシリーズが実質コストを含めたトラッキングエラーにおいて最も実力が高そうだということは承知しています。
【考え】
投資成果の最大化のために合理的に考えれば現状ではNm社を採用すべきではないかと(もちろん各社得手不得手はあります)。しかし私は資産運用に対して「ある程度の好みやフィーリング」を残してもよいと思います。例えば(私はよく知りませんが)Nm社は過去に何かやらかしたことがあるみたいですし、実質コストだけではインデックスファンドを判断するには足りないこともわかっています。
たかだか年率0.何%、されど0.何%、人それぞれ考え方はあると思います。少なくとも個人的にはお金がすべてではないと思っていますし、こうしないとダメとかこれしか許されないとか気張る必要はなくて、そういうのをひっくるめてインデックス投資をエンジョイできればよいと思っています。
例えばデータを解析するとシリーズごとに特色があっておもしろかったり。個人的には資産形成のツール以上に定量分析の対象として興味があります。どうすればいいか、インデックスが教えてくれます(「答えはインデックスに聞け。」みたいな)。
あと別に一つに絞る必要がないのが投資信託のいいところです。前にも書きましたが、例えばクルマのように置き場に困るとか、限られた予算で雪山どこ行くかとか、ケーキのように全部食べたいのに1個しか許してもらえないとか、モノと違って形がない分制約は少ないです。
今のところ我々に選択肢があるのがアセットとファンドくらいなので、むしろ判断の余地が存在する方がありがたいです(指数がなかなか選べない)。逆にどれにしようか悩んでしまうなら、アセットや銘柄を分散させるのと同様にファンドも分散させればよいと考えます。
ただ、実質コストやトラッキングエラーを見てファンドをコロコロ乗り移ることはしたくないです。1日の失敗も許されないインデックスのマネジャーさんはどの会社でも頑張っているわけで、バラツキに埋まるようなわずかなコスト差でさようならはあまりにも切ない。また一方で何も考えずに等分散すると思考停止とも言われそうですが理論的なバックグラウンドを押さえておけば問題ないです。
【まとめ】
銘柄やファンドの選択を早く終わらせて遊びや自己啓発など他のことに時間を費やす方がよいと思います。
私ならSKI SKI。
PS
昔のTKは神がかっていましたね。
ほんとインデックスにCan't Stop Fallin' in Loveですわ。
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