運用報告書の二段階化ということで、従来形式(全体版)に加えて交付運用報告書というものが最近決算のファンドから導入されています。
【コストの記載】
経費率の「%」が表示されるようになりました。これで確認の手番が一つ省けます。
普段我々が求めている方法では102/88×0.5×1.08=0.626%
運用報告書は0.618%
経費(円)の小数点以下の丸め誤差により報告書の値とは厳密には一致しません。経費率の小数第二位に誤差が乗りうることは認識しておきたいと思います(~1/10000=0.01%のオーダー)。
【基準価額の推移】
このグラフを見てまず期初の2014/1の位置が線で示されているのがわかりやすいと思いました。
あとこの下の表に経費率(%)も載せてくれるとありがたい、というか希望です。コストの推移をグラフにしたいと思うことがあるのですが、報告書を毎回忘れずに確認するのはなかなか大変なので。
【ベンチマークに対する乖離率(例:外国株式)】
記載内容は従来同等ですが要因が小さくまとまっています。またカイリが交付運用報告書に載るということはそれなりに重要だと認識されているのだと思います。
【資産別リスク】
騰落率のマックスミニマムです。変動の大きさが直感的にわかります。ただ「どの期間の結果か」ということには注意したいと思います。
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