オリジナルインデックス、ここでの意味は指数会社によらない自分勝手なインデックスのことです。
この前の日本スキー場開発の記事で「100銘柄程度あれば分散も充分なのでオリジナルでもよい」ということを書いたことに始まります。少額で分散投資できることがインデックス投資を採用する理由の一つだと思いますが、資金さえあれば自分でインデックスをコピーすることは可能です。というか「興味があったり好きな銘柄を買っていった結果がそのままオリジナルなインデックスとみなせる」という話ですが。
お金持ちというのはたくさんいらっしゃると思います。そのような方たちはオリジナルインデックスというのは意識しておられるのでしょうか。個別株をやっている方も長期保有なら自動的にインデックス投資になっている気がしないでもないです。
インデックス投資に対するオリジナルインデックス投資のよいところを考えてみると、
【よいところ】
◆既存指数の銘柄構成、ウェイトに縛られない
→好きな企業嫌いな企業、業種、配当の多寡、ウェイティングの選択などが自由自在
◆複利で効いてくる信託報酬(指数のライセンス込み)が発生しない
→売買手数料はかかりますが長期保有なので複利コストに比べれば無視できると思います
◆株主優待がもらえる
→リフト券とかくれないですかね
ただしよろしくないこともあると思います。
【よくないところ】
◆配当に対する課税(国内分)
→二重課税防止のため、ファンドを通すと分配時や自分で売却した時のみ課税されて普段はファンド内で課税を先延ばしにできる(複利が効く)という認識ですが、個別株ではそれができなくなる。すると例えば配当2%×税率20%=0.4%・・・あんまりよろしくないですね。※配当控除という手段については「確定申告において総合課税(国税庁HPより)」という条件をどう考えるか次第だと思います。
◆再投資や管理がめんどう
→これは努力次第ですね
他にもあれば教えてください。
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