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インデックス・ドライバー

オリジナルインデックスへの道I -課題抽出-

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オリジナルインデックスへの道I -課題抽出-


少額から分散投資可能なことがインデックス運用を実践する動機です。逆に分散投資に充分な資金があれば、インデックスファンドやETFを用いずに自分で選んで管理することで好きなインデックスを作ることができます。高配当であったり、株主優待の魅力度MAXだったり、シグマを小さくしたり、時間さえあれば自分で調べて納得のいくポートフォリオを組めばよいと思います。

分散特性への配慮に欠ける時価加重を是正することもできますし、除外したい企業を任意に選択可能です。何より「信託報酬」という継続的なコストがありません。

もし1億円くらいのお金があれば100万円×100銘柄くらいの「等分散オリジナル高配当アーンド優待インデックス」を組んで仕事辞めて配当金で細々と生活してみたい気がします(雪山ざんまいはきびしいかもしれないが)。

そんな妄想の膨らむオリジナルインデックスの課題について。


◆ETFの分配と同じ「配当課税複利ロス」
例えば、簡単のためにインカムだけで考えると、配当3%で配当課税20%の課税後再投資だと3×(1-0.2)=2.4%の複利になります(非課税口座は除く)。ただし売却時の譲渡課税と信託報酬は無し。一方(日本株)インデックスファンドでは配当課税を先送りできるので3%まるまる複利に寄与する。ただし売却で譲渡課税が20%かかり、信託報酬をエイヤで0.2%とする。

この場合の配当課税複利ロスと信託報酬とのバーターがどうなるかをエクスポネンシャルカーブで確認しておきたいと思います。

【A:オリジナルもインデックスファンドも高配当の場合(3%)】

【B:インデックスファンドが高配当でない場合(2%)】

オリジナルインデは「配当課税複利ロス」が痛いかと思っていたら割と差がつかなかったです。時価インデックスは配当もアズグロウンなので「タイプB」を現実的とするとオリジナルがよいですね。この他に「優待」もあるし。

→結論:「信託報酬」と「配当課税複利ロス」が同等くらいなので問題なし。

◆購入金額、購入単位によるウェイティングの制約
例えば、非課税口座の上限枠である120万円で、とあるポートフォリオを構成しようとすると

【ウェイティングの制約】

いわゆる単元株や優待対象単位を所有するためのしきい値の違いや、上限枠に対する個別銘柄の購入単価の割合に応じて、ウェイティングに制限が生じる。つまり日経平均株価やNYダウと同じく株価加重のようなウェイティングになります。

また配当が出てしまう分の再投資については、年間数万円オーダーの配当金では上記の「しきい値」に足りないことは自明なので、小口売買可能な高配当ETFを対象とする(インデックスファンドでも可)。ある程度積み上がれば、ランニングリバランス、平滑化も考えて個別銘柄に移行する。

→対策:端数や配当再投資は購入単価の小さい高配当ETFなどを用いてウェイティングの隙間を埋めていく感じで対応。

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