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インデックス・ドライバー

オリジナルインデックスへの道II -仮想設計-

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オリジナルインデックスへの道II -仮想設計-


オリジナルインデックスの課題(配当課税複利ロス等)がクリアできたところで、次は中身(ポートフォリオ)について。ここでは現実的に非課税口座の120万円の枠で、とりあえず日本株で私の知っている企業の中から業績とかを考えずに私の好みとフィーリングで考えてみたいと思います。


【構成要素】@2016/04/22
銘柄 コード 分類 市場 購入費用 配当利回り(会社予想) コメンツ
日本スキー場開発(株) 6040 サービス業 東マ 142400円 0.00% 白馬八方尾根スキー場などの運営。配当ゼロがイタい。優待はリフト券割引等。
日本駐車場開発(株) 2353 不動産業 東一 126000円 2.78% 駐車場運営。日スキ開発の親会社。こちらは割と配当出してる。優待はリフト券割引等。
富士重工業(株) 7270 輸送用機器 東一 394900円 3.65% ウチのクルマがスバルなので。もうレガシィ(ツーリングワゴン)作ってないけど。
北野建設(株) 1866 建設業 東一 275000円 3.27% スキー部が有名(荻原兄弟、上村さん、渡部さんなど)。調べてみたら割と配当のレベルも高い。
ソニーフィナンシャルホールディングス(株) 8729 保険業 東一 149200円 3.69% ソニー損保のお姉さんがかわいいから。
1087500円























【余談ヨルダン】
金額の制約からnは不十分で均等も難しく株価加重ライクになります。計算上はn=4~5くらいに絞った方がラクです。枠の残りは仕方がないので「1478iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF」等で埋めてしまうのもよいと思います。

八方尾根スキー場はよく行くので①と②の割引はありがたいです。他にも岩岳スキー場や竜王スキーパークなどが含まれるようです。普段優先順位が高くなくてもきっかけがあると行ってみたくなりますね。岩岳から白馬三山や八方尾根の景色を見てみたいですし、竜王も景色と木落としコースというのがおもしろそうです。

③の富士重工はレガシィワゴンをやめてレヴォーグに移行してしまいました。雪山にはワゴンがよいですけど、最近はBH5をほとんど見なくなった代わりにLEVORGが増えています(それでもまだBP5が支配的)。たしかにデザインやシステム(小排気量+過給器、四駆など)はよいと思うのですが、またCVTのチューニングをした開発の方には申し訳ないですが、ぜひレヴォーグにMTを搭載していただきたい。車重が重いので厳しいかもしれないですが。アイサイトと両立はできないですかね(ほかにハンドブレーキがないことが地味に不安だったりします)。そうじゃないとマジでMAZDAのデミオかアクセラのディーゼル+6MTに走ってしまいそうです(アテンザは私には大きすぎる)。しかし株主としては「数の出ないものにコストをかけることなどまかりならん」と考えるべきなのでしょうか。あと思いのほか配当が高かったですけど今後も続きますかね。

で、④が割と渋いと思うんです。雪山インデックスファイナルの後もスキーに行っていたんですけど、休出明けの4/10に八方に行ったらモーグルの上村さんと複合の渡部さんがゲストでみえていたんです。いやー、上村さんメディアで見た通りの美人でした(´∀`)ということを報告させていただきます(オレっちもbolleのゴーグル買おうかな・・・)。また渡部さんはおもしろい方でした。少なくとも私の中では北野建設=スキー関連銘柄ということで。なお冒頭の画の白いあやしい人は白馬村のゆるキャラだそうです。

⑤は金融系もあると分散がはかどるかと思いソニーFHとしています。「1478ETF」の構成銘柄の中から適当な理由で選んでいます。

【指数推移】

【分散特性】@2015/04/22-2016/04/22
相乗平均
(年率換算)
相加平均
(年率換算)
シグマ
(年率換算)
配当利回り 相関係数
日本スキー場開発
(6040)
日本駐車場開発
(2353)
富士重工業
(7270)
北野建設
(1866)
ソニーFH
(8729)
日本スキー場開発
(6040)
-44.8% -20.7% 69.5% 0.00% 1.00 0.48 0.39 0.35 0.41
日本駐車場開発
(2353)
-36.1% -25.9% 45.1% 2.78% 0.48 1.00 0.59 0.52 0.50
富士重工業
(7270)
-3.3% 4.3% 38.9% 3.65% 0.39 0.59 1.00 0.54 0.65
北野建設
(1866)
-24.6% -20.2% 29.6% 3.27% 0.35 0.52 0.54 1.00 0.44
ソニーFH
(8729)
-34.5% -28.4% 35.0% 3.69% 0.41 0.50 0.65 0.44 1.00
リスク低減率(割合) リスク低減率(差分) リバランスボーナス G-S/N 単純加重σ
均等配分 -23.8% -18.2% 33.4% 2.68% 0.77 -10.2% 4.9% -0.71 43.6%
加重配分
@2016/04/22
-18.2% -13.2% 31.7% 2.98% 0.78 -9.1% 4.0% -0.57 40.7%

























【統計量マップA:相加平均】

【統計量マップB:相乗平均】

【統計量マップC:リスク低減率(割合)】

【統計量マップD:リスク低減率(差分)】

【統計量マップE:リバランスボーナス】

【考察】
短期間かつ変動が大きかった時期の統計量を年率換算しておりなかなかの数値を叩き出しています(もともと個別株はこんなものかも知れません)。あまりにシグマがデカすぎて相乗平均が実測と近似で大きく乖離しています。銘柄間の相関はだいたい0.5くらいのようです。ゆえにインデックスのノイズリダクションはがんばっても√0.5~0.7で律速すると考えることができます。オーダー計算に使えそうなので覚えておきたいと思います。

各プロットのX軸はシグマ(標準偏差)、Z軸(色)は加重平均配当利回り、ラインは全要素の有効フロンティア、ドットは5%ピッチSOBOLシーケンスによる総当たりマトリクスであり、組み合わせの数は5H20=24C20=10626通り。ドットに埋もれてしまうので均等配分(白丸)、加重配分(黒丸)は配当によらず色を変えています。

IPOで振り回された「①日スキ開発」のノイズ、シグナルがぶっとんでいるので全要素の「パレート曲線」や「最小シグマ」「最大S/N」は解がありません。Y軸は「相加平均」「相乗平均」ではどうしても数字のよかった要素に引っ張られてしまうので、個人的にはリスク(シグマ)に由来するパラメータを用いるのがよいと思っています。そこで「リスク低減率(割合)」「リスク低減率(差分)」「リバボ」のインデックス投資目的関数「フラット3」を算出しています。

こうやってプロットしてみると、シグマリターンの効率的フロンティアはリスクの絶対値を目的関数にしているため、リスクの相対値(微分値)には寄与していないということがわかります。

一部定式化できていない、または解が無い、などの理由から、総当たりパワープレイの中からよさげな配分を採用するのがよいと考えていましたが、均等配分が「フラット3」で割とよい結果を残しているようです(ただし極値は取っていません)。Equal Weightのこの特性は自明なのでしょうか。

統計量がバラついたりunknownであっても解が決まる(常に存在する)イコールや時価、株価加重はそういう意味で合理と思います。今回の組み合わせでは、購入金額の加重平均もそれなりのポジションにいます。しかし、分散投資はいかにして「たまたま」を排除するかが重要であると考えています。

【まとめ】
設計というかgivenされた数字で遊んでいるだけですね。イコールは裏にある定量的作用を理解しておけば「as-grown」のままで機械的に設計完。資産運用のように「バラツキのバラツキ」に不確定性のある事象ではパラメータの信頼性が低く設計が難しいと感じます。

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