【規格化基準価額比】
ジョニーのこと、年に一度でいいから・・・思い出してください。
このウォッチの目的は資産配分を頻繁に変えることがFIXするのに対してどんな影響がどれだけあるかを定量的に確認することです。資産配分変更によるリスク水準の応答性を確認するため、今回から平滑化標準偏差(ローリングシグマ)を追加します。
【ローリングシグマ】
この1年くらいを見ると、波乗り型は「トレンド」に合わせてシグマを小さくする傾向はありそうです。「マイナス金利」とか「ブリトゥンの乱」とかありましたね。
しかしそれが結果に結びついていないように見えます。これは、事象が起こってから(下がってから)対応していては遅く、リバランスのタイムスケール的にリバウンドで往復ビンタを喰らっているのではないかと推測。要は「トレンド」の周波数に対してファンドの応答性が間に合っていないのでしょう。
もともと低周波のいわゆる順張りのような考え方なので、高周波のいわゆる逆張りが効きそうな場面では力を発揮できないのではないかと。やはり何かに特化するより、イコールウェイトのようにニュートラルでポテンシャルをミニマイズしておくのが無難なんですかね。
【ウェイティングカラーバー】
ここでアセット配分を確認したのはシグマの大きさが妥当なのか判断するためです。ジョニーは株式3種と日本債を和を固定したまま重み付け、その他は同等。ゆえに、平均的には均等型と変わらないシグマになりそうです。
【まとめ】
ちなみに私の考える「統計インデックス」「定量インデックス」と、波乗り型のような「トレンドに流されて配分を変える」とは違うのでご注意いただきたいと思います。
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