スタムのサイトを見たらスタムグロ株の純資産総額が500億円を超えていました(けっこう前からのようですが)。500億円てイーマクシスの純資産連動型信託報酬率のしきい値でしたよね。2008年の設定からねばり強くその水準にたどり着いたと思うと胸熱です。
この前均等型バランスの純資産を時間の関数として見ると変化がわかりやすかったのでグロ株でも確認しておきたいと思います。今回は各所で純資産総額として表示されている数字そのままのバージョンと、基準価額の変動による純資産の増減分を差っ引いた純粋な流出入のバージョンを示します。横軸は絶対時刻と設定日を原点とした相対時刻の二種類です。相対時刻のみ拡大図も載せます。
【単純純資産(絶対時刻)】
【流出入純資産(絶対時刻)】
【単純純資産(相対時刻)】
【流出入純資産(相対時刻)】
【単純純資産(相対時刻、ズーム)】
【流出入純資産(相対時刻、ズーム)】
【感想】
やはり時系列のグラフにすると全体の傾向が掴みやすいです。「単純純資産」と「流出入純資産」に乖離があるのはそれだけ基準価額の変動によって純資産が増減していると解釈しています。例えばスタムは実質的に300億円程度で総額500億円を達成したことになります。
また「単純純資産」に対して「流出入純資産」は波形のギザギザが収まっています。これはつまり純資産が基準価額の日々の変動に連動していることと、計算で基準価額の寄与を分離することで純資産のフローが定量化できていることを示していると思います(正確には基準価額は純資産を口数で割ったものですが)。
フローの傾向としては「スタム(0.5%)」と「イーマクシス(0.6%)」は近年さすがに伸び悩み、というか2016年エンド頃から減少傾向(単純純資産は基準価額の上昇によって相殺されている)。それでも思ったほど急激に減っているわけではないのは良いと思います。私もスタムグロ株を持ち続けています。
「ニッセイ(0.2%)」と「たわら(0.225%)」の勢いはすごいですね。一方で最近の「アイフリー(0.21%)」や「イーマクシススリム(0.2%)」の勢いは意外と大きくないように見えます。トラッキングエラー等の運用品質次第でこれからってところですかね。
私も最近の動向について行っていなかったので、各ファンドの規模や運用管理費用などを確認する良い機会でした。
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