【白馬岩岳スキー場からの眺め】※クリックで拡大
基本的に私は金融に関して具体的なことを他人に提示することはしません。例えば過去に後輩氏には本のタイトルを伝えただけで、あとは自分の考えでやってくれています。これは、当然ながらこちらは責任が持てないからと、自分で考えて責任を持って行動することが重要だと思うからです。
ただ今回は例外的に考えてみます。スキーと投資信託で最初に薦めるとしたら?
【①スキー場】
例えば初めての人をスキーに連れて行くとしたらどこがいいか?私は「白馬岩岳スノーフィールド」を挙げます。
意図としては、まず景色の良いところで感動してスキーを好きになってもらうためです。その景色が冒頭のパノラマ写真になります。
絶景といえばお隣(写真正面)の「白馬八方尾根スキー場」のゲレンデトップ(リーゼングラート)ですが、ビギナーには降りるのがツラすぎます。その向こうに見える「Hakuba47」も最初の練習としてはオススメしにくい。岩岳のサウスゲレンデやビューゲレンデならマイルドですし、頑張れば上から下まである程度長い距離を通しで滑ることもできます。
そこで大切なのは、インデックス投資のように足元ばかり見ていないで顔を上げてみるということです。視線を上げることがスキー上達の一つの要素と考えていますし、そこから見える青空と北アルプスの風景はきっと雪山とスキーの素晴らしさを教えてくれるはずです。
【②インデックスファンド】
例えば初めての人にインデックスファンドを紹介するとしたら何がいいか?私は「n資産均等型」を挙げます(nは2以上の整数)。
意図としては、大当たりもしないし大外しもしない、インデックス投資の「(相加)平均を求める」という本質を突き詰め体現することができるからです。また万が一何かあったとしても数学的合理性が確立されているため背景ロジックで説き伏せることができる(個々の資産クラスの中身は相加平均ではありませんがそこの改善はほとんどあきらめているので資産均等型としています)。
ここで均等配分の実現のために「バラのファンドをマニュアルで操る」か「オートマのバランス型ファンドで済ませる」かはその人次第です(そういえば私はクルマはマニュアルですがファンドはバランス型が支配的です)。この議論もノイズキャンセル効果(リバランスボーナス)で判断することができます(理屈に則ってリスク管理やリバボを体現するならバランス、市場心理含めた流れに乗りたいならバラと考えています)。
【まとめ】
他人に何か薦めるときは「目的」と「筋が通った根拠」が明確になっている必要があると思います(あとそれなりの「責任感」も)。みなさんの薦めるスキー場とインデックスファンドは何でしょうか?
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