だいぶ前の話になりますが、ニッセイアセットが8資産均等型バランスに参入したようです。そこで均等型バランスの火付け役、初代イーマクシスエイト「eMAXIS バランス(8資産均等型)」の功績を振り返ってみましょう。
◆「均等配分」を一般化したこと
◆私の均等配分考察のキッカケになったこと
◆均等型バランスのコスト競争の端緒を担ったこと
私が均等配分の定量性を考察し始めてから何年も経ちます。そのキッカケはこのブログでいただいたコメントでした。そもそもイーマクシスエイトがなければそのきっかけすらなかったでしょう。
以下はイーマクシスエイト(均等配分)およびバランスファンドの特性に関する考察の例です(画像クリックでそれぞれの記事に飛びます)。
【eMAXIS8とバランス型に関する考察】
現在の「均等型ラッシュ」が初代イーマクシスエイトによる均等配分のメジャー化の裏付けだと思いますし、均等配分の低コスト化競争にもつながったと考えています。
【まとめ】
寄与率を等しくする均等配分は、バラツキの低減といった定量性を議論する以前に、「平均」を目指すインデックス投資においてむしろ「必然」とも言える資産配分です。
均等配分へのイーマクシスエイトの貢献に感謝したいと思います。また、それのみならずインデックス投資は指数の上昇、コスト低減のどちらに対しても他人の努力に依存するフリーライダーであることを自覚して、謙虚の気持ちを忘れずに資産形成を進めていきたいと考えています。
冒頭の3つの均等型が示すように、「ニッセイ」まで均等型をトレースしてきたということは、やはり「イーマクシスエイト(均等配分)は間違っていなかった」ということでしょう。
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