最近八方尾根では着ぐるみを着て滑る人が増えています。冒頭のリラックマさんはおそらく元祖であり、現地ではかなりの有名人と思いますが、ほかにもシベリアンハスキー?さんや秋田犬?(ブルドッグ?)さん、妖怪ウォッチさんもいらっしゃいます。私はああいうのはキライじゃないです。楽しそうでいいと思います。スキーは「楽しくないといけない」と考えるからです。
彼らに共通して言えることは「うまい」ということです。黒菱やうさぎ平のコブ斜面もスイスイ降りて行かれます。逆に言えばうまくないとあんな格好してスキーできないなあと。これでコケまくってたらただの痛い人だからです。
そこで前回インデックスファンドのシェアの記事における純資産上位5ファンドのトラッキングエラーを確認してみたいと思います。なぜなら彼らがコブを縦に滑り降りる姿がトラッキングエラーを連想させるから。またイーマクシススリムの連動品質をこれまで確認したことがなかったからです。
【メディアントラッキングエラー(グロ株)@2017/02/27-2019/04/26】
【傾き補正後】
【考察】
あくまでこの5ファンドの騰落率のメディアン(中央値)との差の積分ですので、ベンチマーク指数の真値からのズレを表しているわけではありません。しかし相対的なバラツキを簡便に確認する上では充分な指標と考えています。
今回は最終データ点における傾きで「傾き補正」したものも追加してみました。そうすることで経費率による継続的な差分がおおよそキャンセルされて縦軸を拡大できるからです。
今回の一番のトピックはニッセイのトラッキングエラーが改善しているように見えることです。2018年6月の変動を最後に振幅が他ファンドと同等レベルになっています(2018年2月の大きな変動後から収束しているようにも見えるのでここで何かあった?)。
また着目したeMAXISSlimは低コストながらトラッキングエラーに問題は無いようです。
【まとめ】
これまでニッセイ外国株式インデックスファンドに投資するにはこのトラッキングエラーという「コブ」をリラックマさんたちのようにうまく乗り越えて耐える必要がありました。
近年はファンドで修正がなされ、ユーザーの方で使いこなす必要がなくなったということになるでしょうか。自分は確認していませんが、この経緯(何をどうしたら解決したか等)は運用報告書などに記載されているでしょうか?情報をお持ちの方はお寄せいただけると幸いです。
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