スキー試乗会に参加の目的は「整地でもコブでも楽しいフリースキー」を探すこと。でも乗った板すべてを購入するわけにはいかないので、少なくともレビューを残すこと、それが私にできる試乗会への最大の返礼だと考えています。
【2020/2/22(土)@栂池高原】
天候:曇りのち雨(下部)、ミゾレ(上部)
コース:白樺ゲレンデ
雪質:ザラ雪、ボコボコ
試乗者体格:比較的軽め。脚力なし
スキー技量:自称中の上。永遠の中級者
備考:ドリームゲートの太板系試乗会。今年は暖冬、雪不足な上に雨で条件が悪すぎました。板のパフォーマンスが全く出ていないと思うので参考情報とさせてください。
※板のたわみとかよくわからない素人のフィーリング感想ですのでご了承ください。判断基準は滑りやすいか滑りにくいか、軽いか重いか、そのくらい。以下は試乗順です。
◆ARMADA ARV106 180cm/134/106/124/20.5m/xxxxg
来季のARV106もJJに続いてノーズとテイルがかまぼこ型(サイドも反り上がる)。パウダーなどのパフォーマンスが上がるらしい。パウダーがないので効果は検証不能ですが。
この太さになるとかまぼこ板に乗っている感覚だがターンは◯。切り替えもキビキビなんだけどボコボコは素直に受けちゃいますね。太いので余計持っていかれちゃう感じ。昨年の野沢は雪が良かったから感じなかったのだろう。
このシリーズは相変わらずグラフィックが前衛的。さすがに板におっさんをのせて滑るのは優雅じゃないよね(まだ痛板の方がよくない?)。
◆ARMADA ARV116JJ 175cm/139/116/135/17m/xxxxg
JJは初です。ザラ雪が削れて集まったところではふわってのを感じたけど硬めのボコボコでは跳ねてしまう。今日、というか今季の雪では真価を発揮できない板と思います。
アルマダは太くてもカービングやずらしが違和感なくできるのは同じ。私の技量とこの雪では跳ねを抑えるだけで精一杯。
◆ARMADA ARV116JJULTRALITE 185cm/139/116/135/18m/xxxxg
上のJJのZERO版。柔らかいとのことだがこちらの方が長いので差を感じられない。ボコボコで跳ねるといった挙動は基本的にノーマルJJと同じ。今日のコンディションでは違いがわからない。
◆Liberty Origin96 176cm/xxx/xx/xxx/xxm/xxxxg
極太板の直後なので96でも細く感じる。ほどよい太さでボコボコザク雪をいなすことができる。ただビンが後ろめの割にテイルをうっすら感じる、つまりハリがあるような気がするがスタッフさん曰くビギナー向けでよくしなるとのこと。
雪面へのエッジコンタクトは軽くてソフト。カービング、ズラシなどは至って普通にできる。96mmというセンター幅は切るにもズラすにも、安定感的にもバランスがよいと思う。
◆ICELANTIC NOMAD95 176cm/130/95/120/xxm/xxxxg
ノマドは今季までは171cmと181cmのラインアップでしたが来季は176cmがあるようです。個人的にドンピシャな長さです(今乗っているARV86は177cmです)。
まずは軽い。オリジン96と似たようなライドフィールに加え、こちらの方がよりツインチップでビン位置も前寄りなのでフリースタイル的なクルクル感を感じる。非常に扱いやすいです。
【まとめ】
来季の購入候補ARV96とそのライバルを確認したかったのですが、そのARV96がなかったのが痛い(昨年はあった)。
しかも雨で心が欠けたので5本で終了。他にも乗りたい板(アルマダのデクリビティ、ファクション、フォルクルなど)はあったのですが、ギブアップです。
あいにくの天気の中、対応していただいて感謝しています。ドリームゲートさん、各社スタッフさん、ありがとうございました。
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