過去にリターンのバラツキと相関係数のバラツキが投資期間に対してどう変化するか検証しました。そういえばリスク(標準偏差)をやっていなかったので確認します。
移動標準偏差のタップに対する平均とマックスミニマムをエラーバーとしてプロットします。
日経平均株価の月次データを用いています。
「標準誤差」を考察した時のニッセイ研レポートに述べられている通り、リスク(標準偏差)はリターンに比べて収束するまでの時間が短いです。リターンが100年くらい必要だったのに対してリスク(標準偏差)は10年くらいあればよいかと思われます。
リターン、リスク(標準偏差)、相関係数ともそれぞれの"バラツキ"は投資期間に応じて低下していくということがわかりました。
※長期投資でリスクが減るという意味ではないのでご注意ください(リスクの平均は期間によらずほぼ一定)。
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