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インデックス・ドライバー

実質コストとリターンとの関係と信託財産留保額

最近コストについていろいろと思うことがあるので考えてみます。

モーニングスターさんから実質コスト(経費率)と長期リターンのデータをいただきます。サンプル数を確保するためリターンの期間は3年(@2013/4/12)とします。

【日本株】

実におもしろい。

近似曲線の傾きもほぼ-1で、実質コスト(信託報酬)はその数字そのままリターンを押し下げることが確認できます。また市販のインデックスファンドやDC、ETFの違いも関係ないようです。

【グロ株】

実に興味深い。

かなりきれいな相関だと思います。端と端でリターンが1%以上違います。なお「インデックスコレクション(外国株式)」は期間が足りないので含まれていません。

あと前々からの疑問でDCは信託財産留保額がないですがこれはリターンには不利なのでしょうか。今回はその効果も見てみたいので、サンプルは少ないですが新興株もプロットします。

【新興株】

日本株やグロ株に対して、新興株では実質コストとリターンに明確な相関が見られません(期間もNも足りてない感じですが)。新興株の場合はDRの組み入れなどその他諸々の要因が絡んでくると思いますが、実質コストがよくてもリターンがよいとは限らないようです。理由のひとつに信託財産留保額があると考えます。

いくつかのファンドのコストとリターンを抜き出してみると、

@2013/4/12 信託報酬 実質コスト 3年リターン(年率)
eMAXIS 新興国株式インデックス 0.63% 1.01% 3.05%
三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド 0.76% 0.97% 2.84%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 0.63% 1.01% 2.56%
DC新興国株式インデックス 0.78% 1.07% 2.46%







以前検証したように、マザーファンドが同じで実質コストもほぼ同等のeMAXISとDC三菱UFJでリターンに差があるのはeMAXISに信託財産留保額(0.3%)があるからだと考えています。

STAMの方は微妙?さっぱり分からない(´~`;)

つまり実質コストに表れる要素と表れない要素とがあって、信託財産留保額はその名の通り信託財産(基準価額→リターン)に残るものであって、実質コストには関係ないです。しかし、オフセット成分と見せかけたゲイン成分という意味で実質コストと同等に扱えると考えます。

売買が多いほど信託財産留保額を払ってくれる人が多いということなので、売買コストとの相対関係でリターンが向上することもありうると思います。

なので最近ではエグゼアイに信託財産留保額がないのが気になります。複合インデックスなので簡単には検証できないと思いますが。。

それにしてもSTAM新興株には頑張っていただきたいです(`・ω・´)

(追記)新興株も10年後くらいには実質コストとリターンとが精度よく対応するような安定運用ができているでしょうか(信託財産留保額の寄与は除いて)。

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