ETFの信託報酬が低いのは基本的に販売会社分が含まれていないからだと思っています。
一方でETFは市場乖離を内包しています。指定参加者(販売会社)や大口投資家はその乖離を利用して裁定取引を行い利益を上げます(裁定取引を行うために市場乖離がある)。
つまり信託報酬が低くても、我々は市場乖離というそれなりの代償を払い、彼らは裁定で信託報酬分を補う術があります。
もちろん複利成分(信託報酬)とオフセット成分(市場乖離)という違いはありますし、乖離は我々にとって有利に働くこともあります。しかし計算できるものと不確実で他人の影響を受けるものでは個人的には前者が好みです。
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