探せば他にあるかも知れませんがこういうのはいいと思います。
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●信託財産留保額
換金申込受付日の翌営業日の基準価額に以下の率を乗じた額をご換金時にご負担いただきます。
平成27年8月31日まで:3.0%
平成27年9月1日から平成28年8月31日まで:2.4%
平成28年9月1日から平成29年8月31日まで:1.8%
平成29年9月1日から平成30年8月31日まで:1.2%
平成30年9月1日から平成31年5月31日まで:0.6%
平成31年6月1日以降:0%(なし)
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このファンド自体はランニングコスト=信託報酬が論外なので興味ないのですが、信託財産留保額が売却時期に応じて変わるようです。
前に「インデックス投資家も低コストのファンドが出るとすぐに乗り換えてしまってスケールメリットのあるファンド(=バンガードのようにコストを下げられるファンド)を育てる意識に欠けていることを自覚すべき」のようなことを書きました。安易な乗り換えや短期化の対策として保有期間(時間)に応じてコストを低下させるのが有効ではないかと考えています。
ただし保有期間は個人で変わりますし、積立で後から追加されていきますので、分配金の個別元本のような仕組みでの区別が難しいと考えています(「平均取得時刻」のようなものは算出できるかも知れませんが)。よって投資家共通の指標であり日々の基準価額から引かれる信託報酬では対応が厳しいと思っています。今回のように信託財産留保額といった個人の資産額に掛かる固定値で、しかも個人の保有期間に依らないように絶対的な時期を決めてしまう方法なら可能だということになります。
※信託財産留保額は個人的にはある方がよいと思っています。ただ上の3%とかはやりすぎで日々の売買の実費くらいがよいと思います。
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