『もう一つが「後悔回避・損失回避」の心理です。何かを選択するのは勇気がいることです。さんざん悩んで投資しても、失敗して損をすることはあります。そんなとき自分のせいにするのは嫌なので、信頼のおける人の発言やアドバイスに従うことで後悔や損を避ける「逃げ道」を作りたがるわけです。』
投資をしていると疑問に思うことがあります。
人はなぜ
・「オススメ」ファンドを聞きたがるのか
・他人の「ポートフォリオ」を気にするのか
・他人の「損益」を知りたがるのか
他人がいくら儲けていようが何をどれだけ買っていようがどうでもよくないですか?
これらが正に著者の大江氏が指摘する「投資家の思考停止」だと思います。
ところでこの投資家の思考停止と同様に、インデックス投資も思考停止と言われることがあると思います。
世の中統計で支えられているんだから、『「情報負荷による思考停止」』するくらいなら統計に基づいた「選ばない投資」という選択肢もあると思います。それがインデックス投資であり、中でもイコールウェイトを始めとした「統計インデックス」「非時価インデックス」であると考えます。インデックスは思考停止の産物でも代名詞でもなく、数学・統計・確率に裏付けされた合理的な手段です。
投資において論理的に行動すれば思考停止も後悔も、ましてや市場のように踊り狂うこともないと思います。
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